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香港で公共博物館の全ての入館料が無料に 改修したばかりの太空館も

香港で2日間、博物館などの公共施設が無料になる

香港で2日間、博物館などの公共施設が無料になる

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 香港内にある多くの公共博物館の管轄する康樂及文化事務署(LCSD)は5月12日・13日、公共博物館を無料開放する。特に新しく改修した太空館(Space Museum。10 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong TEL 2721 0226)には注目が集まる。

改修したばかりの太空館、内部の様子

フランスに本部を置く博物館の組織、国際博物館会議(ICOM)は1977年に5月18日を「国際博物館の日」に制定。世界中の博物館で入館料無料や割引のほか、さまざまな企画イベントが開かれている。

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 香港では、より多くの人に博物館に親しんでもらおうと週末の12日・13日に、文化博物館(Heritage Museum)、科学館(Science Museum)、歴史博物館(Museum of History)などLCSDが運営する20の博物館を無料開放することとした。また傘下でない香港大学美術博物館(University Museum and Art Gallery, The University of Hong Kong)、医学博物館(Museum of Medical Sciences)、賽馬博物館(Racing Museum)などの民間博物館も国際博物館の趣旨に賛同して入館料を徴収しない方針だ。

 中でも注目が集まるのは尖沙咀(Tsim Sha Tsui)のフェリーターミナルそばにある太空館だ。2015年末から2年強をかけて内部の大改修工事を行い、「宇宙展覽廳(Hall of the Cosmos)」「太空探索展覽廳(Hall of Space Exploration)」の2つの新しいホール(計1600平方メートル)を3200万香港ドルをかけて設け、4月25日にオープンしたばかりだ。

 宇宙展覽廳は、宇宙の広さを体験してもらうことに主眼を置き、太陽系を知ってもらうことから始め、恒星について紹介した後、太陽系が属する銀河系の内容に移る。さらに遠方の別の銀河系について展開を繰り広げる。施設内のシアター「宇宙演化劇場(Big Bang Theatre)」というシアターでは、ビッグバンについての説明のほか、宇宙が拡大していることを解説している。

 もう一つの「太空探索展覽廳」は宇宙技術の進化が中心で、ロケットの原理、作用反作用について、人類の宇宙への挑戦の歴史なども学べる。客の多くに楽しく学んでもらうため、スペースシャトル、アポロなど歴代ロケットや宇宙船の模型を展示しているほか、中国の宇宙船「神舟」の内部の様子を再現した巨大模型も見ることができる。宇宙線の軌跡を可視化したコーナーや太陽風の強さを真空管を通して見ることができるユニークな空間も。体験型の設備も多く、方向感覚を失いやすい無重力状態を疑似体験できるコーナーを用意するなど、大人から子どもまで一緒に楽しく学べる施設に生まれ変わっている。

 太空館の12日・13日の開放時間は10時~19時。

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