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香港の旅行博「香港トラベルエキスポ」開催へ ジャパンパビリオンも

昨年の「香港トラベルエキスポ(香港旅遊博覽會)」の様子

昨年の「香港トラベルエキスポ(香港旅遊博覽會)」の様子

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 昨年始まった新しい香港の旅行博「香港トラベルエキスポ(香港旅遊博覽會)2025」が2月20日から、灣仔の「香港コンベンション&エキシビションセンター(香港會議展覽中心)」5階のホールB~Dで開催される。

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 今回が3回目だが、過去2回もそれぞれ20万人以上の来場者を記録した。今回は、より広い会場を確保し、イースターや夏に向けた旅行商品の販売を中心に4日間で20万人以上の集客を狙う。

 会場では、最近就航したブータンやチベット旅行の紹介、南極への極地旅行、ペンギン北極氷河クルーズなど遠方への旅行商品のほか、マラソンツアー、ディズニー・クルーズラインなども紹介。マカオ・モンゴル、ブルネイ・アラブ首長国連邦・ベトナム共和国・アルゼンチン・カタールなどは観光協会や領事館がブースを構える。

 日本からは、大阪・関西万博をはじめ、北は青森県から南は熊本県まで各自治体が出展するほか、東武鉄道、京成電鉄などの鉄道会社、東急ホテルズなどのホテルグループもブースを展開。香港ではこれまでにも別の旅行博が開催されてきたが、同展示会はBtoCに主眼を置き、香港旅遊業議會との連携の下、香港内の旅行会社の多くが出展している点が異なり、より「直接販売」を意識している。過去開催でも、ほぼ香港内の香港市民が訪れている点も特徴で、旅行熱の高い香港人が世界各地の情報を取集し商品を吟味。その場で決済できるため、オンライントラベルエージェンシー(OTA)もが「スーパーの特売」のようなアプローチで香港市民に旅行商品を販売する。

 今回初めてジャパンパビリオンも設ける。従来のように自治体が直接パンフレットを配り観光地を紹介するだけでなく、例えば東武鉄道は栃木県や現地の旅行会社と連携し、ブースで「NIKKO PASS(日光パス)」を販売するほか、青森県は日本航空と共同出展し、県内観光地の紹介に加え、航空券の紹介やリンゴの木のオーナー募集なども行う。山陰インバウンド機構のブースでは直行便の航空券の特価販売や着地型商品の販売なども行うなど、官民が一緒になって取り組む企画、商品なども展開する。

 メインステージでは初日20日の14時30分からオープニングセレモニーを開催するほか、22日は15時から熊本県による旅行情報紹介、18時から京成電鉄による駅長とのじゃんけん大会、23日15時30分からはベテラン旅行記者による高知県の紹介なども予定。22日・23日には、ゆるキャラパレードも予定し、日本からは大阪・関西万博の「ミャクミャク」のほか、徳島県の「すだちくん」、青森県の「いくべぇ」などが参加し、香港のオーシャンパークのパンダなどと一緒に会場内を練り歩く。

 開催時間は11時~20時。入場料は30香港ドル。

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