8月16日に広島~香港線が週2便就航する香港ドラゴン航空に続き、香港エクスプレスは今月10日、10月27日より同路線に就航することを発表した。同社はこの就航により、羽田、関空、福岡、名古屋、成田に続き、6路線目の就航となる。運航機材はエアバスA320。
開設に伴い同社は、就航記念特別運賃として 片道 700 円から販売している今月17日までの予約が対象で、10月27日~2016年3月26日の運航分に適用する。香港エクスプレスのアンドリュー・コーエン(Andrew Cowen)CEOは「香港エクスプレスは、日本路線を運航する外資系 LCC の中では最大規模の便数になる」と話した。同社は韓国の済州やカンボジアのシェムリアップ(いずれも 9 月 1 日就航予定)、今回の広島便により、アジア23 都市に就航することになる。香港エクスプレスの搭乗客数は 200 万人を超え、「今後も保有機数を積極的に増やし今後も魅力的な路線図をつくっていきたい」とする。
運航便数は週2便となり、運航スケジュールは、毎週火曜・土曜=広島20時発・香港23時15分着、香港14時55分発・広島19時15分着の予定。香港ドラゴン航空が木曜・日曜に週2便を就航させるため、合わせて週4便の直行便が成立することになる。
香港ドラゴン航空就航後、香港の旅行会社各社は広島イン広島アウト、大阪イン広島アウトなどのパッケージを作り、広島の宮島をスタートし、岡山で桃を食べ、後楽園を訪れ、高松の栗林公園、愛媛の道後温泉に浸かって広島に戻るパッケージなどを6,000~8,000香港ドル程度で販売し、売り切れも出ている模様。
FIT(個人旅行)が人気の香港市場では、EGL、トラベルエキスパートなど、すでに広島線FIT向け商品を販売する旅行会社もあり、JR西日本が発売する「西遊紀行」瀬戸内エリアパスを組み合わせた利用なども見込まれる。