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香港で月餅の予約始まる 例年より早まり、ペニンシュラは明日から

毎年予約が殺到するペニンシュラ香港の月餅

毎年予約が殺到するペニンシュラ香港の月餅

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 9月24日に中秋の名月=中秋節(Mid-Autumn Festival)を迎える香港で現在、、中秋節には欠かせない月餅(Moon Cake)の予約や販売が本格化してきた。企業にとっては確実に売り上げ貢献につながることもあり、7月に始める店があるなど、予約や宣伝の開始時期も早まりつつある。各販売店が嗜好(しこう)を凝らした月餅が並ぶ予定だ。

 中秋節は、丸い月を一家団らんの象徴とし家族が集まって月を眺めながら月餅を食べることによる。当日の夜にはランタンを持って歩く家族連れも多く見受けられるが、元々は豊作を願う祭り事だった。明朝を建国した朱元璋が勝利を記念して、中秋節に月餅を食べることを奨励し、それが風習となったといわれている。

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 外皮に餡(あん)を詰め、型押しをし、200度以上のオーブンで焼き上げた定番のものから、見た目は渦巻きのパイ状になっている潮州スタイルまでさまざま。ただ、甘さとしょっぱさが同居するという万人受けする味ではないため、30年ほど前から、さまざまな改良が施されてきた。改良された月餅の代表的なものは香港の大手メーカー「大班」(Tai Pan)が開発した「冰皮」と呼ばれる月餅だ。中身は蓮の実や果物を使用するほか、油を使わず冷やして食べるタイプの月餅で、アイスクリームの月餅も登場している。

 もう一つエポックメーキングだったのがザ・ペニンシュラ香港(半島酒店)内にある中華料理店「嘉麟樓(Spring Moon)」が同じく約30年前に発売したケーキスタイルのもの。「●黄月餅」と呼ばれるようになったこの月餅は、中心部のしょっぱかった黄身の部分を「●黄」=カスタードに変えたことにある。これにより「スイーツ」として好まれるようになった。伝統的な月餅は大きく1人では食べきれないサイズであったが、ペニンシュラはサイズを小さくしたことも特徴だ。同ホテルの月餅は明日8月13日8時から電子メールで受け付ける(1人最大20個まで)。8個入り550香港ドルを予定している。

 日系ベーカリー「A-1 BAKERY」は、ドラえもんの月餅を発売する。ドラえもんの形をしたボックスに4個の月餅が入る。うち3つはドラえもんの顔、もう一つはどこでもドアの月餅だ(8月は1~2ボックス178香港ドル、3~49ボックスは168香港ドル、50ボックス以上は158香港ドルと数が多ければ安くなる。9月1日以降は1~2ボックス188香港ドル、3~49ボックス178香港ドル、50ボックス以上168香港ドル)。月餅を購入するとドラえもんの絵柄の専用のバッグが付く。

 美心(Maxim)では「傳統月餅」を銘打ったクラシックな月餅7種類を販売。メインは「雙?白蓮蓉月餅」(4個360香港ドル)で、白の蓮の餡で黄身は2つ入っているもの。「低糖蛋?白蓮蓉月餅」(6個362ドル)は、伝統の味は引き継ぎながらも時代に合わせて糖分を減らしたヘルシー志向の月餅を販売する。

 四季酒店(Four Seasons Hotel)内にある中華料理店「龍景軒(Lung King Heen)では、「酥香崧子●黄迷●月餅(Cream Custard Mooncakes with Toasted Pine Nuts)」(6個508香港ドル)、「酥香子薑皮蛋迷●月餅(Preserved Egg and Pickled Ginger)」(6個508ドル)など5種類を販売。「四季雙黄白蓮蓉月餅(Four Seasons White Lotus Seed Paste with Double Salted Egg Yolk)」(4個498香港ドル)は、フォーシーズンズの名前を前面に出してスタンダードな月餅を販売する。

 ハーゲンダッツは12種類の味のアイスクリーム月餅を販売。例えば、「法式明月(Twinkle Fruity)」(338香港ドル)はマンゴー2個、サマーベリー1個、ストロベリー1個の組み合わせ。「(Deluxe Collection)」(1388香港ドル)はストロベリー、バニラ、ストロベリー・チーズケーキ、クッキー&クリームなど各味1個ずつで計8個入り。

●黄=女へんに乃 迷●=にんべんに尓