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キャセイパシフィック香港-小松空港線、来春就航へ 小松の国際線就航は11年ぶり

香港ー小松の新路線を就航するキャセイパシフィック航空

香港ー小松の新路線を就航するキャセイパシフィック航空

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 香港のフラッグシップキャリア、国泰航空(Cathay Pacific Airways)は12月12日、2019年4月3日より香港と石川県にある小松空港を結ぶ路線を開設すると発表した。金沢を中心とした北陸地域とのアクセスが格段に向上する。

 香港-小松線は、12月4日に開会した石川県議会で谷本正憲知事が就航する予定であることを明らかにしており、キャセイ側からの正式な発表が待たれていた。キャセイは昨年と今年、観光重要が高い春と秋にチャーター便を運行した。今年は31便を運航し搭乗率は91.7%と高い数字を記録。これを受けて石川県と隣の福井県がキャセイ側と定期便化に向けての話し合いを続けていた。

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 小松空港の国際線は上海(週4往復)、ソウル(週3往復)、台北(週7往復)がある。新路線就航という意味では2008年エバー航空による台北線以来11年ぶりで、香港が国際定期便4路線目となった。小松空港は2015年の北陸新幹線の開業でドル箱路線だった羽田空港を中心に利用者が減少していたため、国際線の拡充は必須の状況になっていた。

 加賀藩は「加賀百万石」といわれるほど昔から裕福な藩で、金沢市は日本三大名園の「兼六園」があることで知られているほか、金箔の街としても知られている。能登半島の輪島に足を伸ばせば漆器で有名な輪島塗があるが、香港人にとっては日本海沿岸は良質な漁場で、ズワイガニ、ブリ、甘エビなど海鮮料理が楽しめることに注目する。

 スケジュールは、10月26日までの夏ダイヤの期間での運航で、使用する機体はA330-300。ビジネスとエコノミーの2クラスで構成。スケジュールは、香港発(CX574)は水曜・土曜で9時45分出発し、小松空港には同日の14時55分に到着する。小松空港発(CX575)は、小松空港に降り立った飛行機がそのまま香港に折り返す便で、同じ水曜・土曜のフライトとなる。16時30分に出発し、香港には同日の20時に到着する。香港在住日本人には時間を有効に使える便となっている。

 冬ダイヤについての運航については今回発表されなかったため、就航は未定。冬でも香港からの客を呼べるようにする方策が必要であるほか、北陸地方の人々が香港に向かうアウトバンドの需要を高めることができるかが、冬ダイヤによる就航のカギになりそうだ。

 キャセイパシフィックのコマース&貨物取締役であるロナルド・ラムさんは「これまで香港からの直行便が乗り入れていなかった都市へのネットワーク拡充は、利用者のフライト選択肢を増やすことであり、また新たなビジネスを創出し、アジア最大の国際航空輸送拠点である香港の地位向上に寄与する」と新路線への期待感を示した。