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ピーチ航空、香港-沖縄(那覇)線を復活へ 6月から毎日運航、約2年ぶり

毎日運航で復活する香港-沖縄便

毎日運航で復活する香港-沖縄便

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 ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは2月14日、運休していた香港-沖縄(那覇)線を6月28日から週7便で再運航すると発表し、チケット販売を始めた。料金は最安値で片道520香港ドルに設定している。

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 ピーチは同じLCCであるバニラ・エアとの統合を2019年度中に進めているが、それによりバニラから移管される路線などを含めた路線再編の一環での路線再開となった。バニラは、1日1便を就航させていた香港-東京(成田)線を5月31日で廃止することを決定したが、その代わりにピーチを使って香港-沖縄(那覇)線を開設することになった。ほかにも台北-那覇はバニラが運航していたがピーチが引き継ぐことなどが決まっている。

 ピーチの香港-那覇は、香港からの日本への観光客が伸びていた2015年2月に開設され、当初は週4往復8便で運航されていたが週3便に減り、2017年10月29日より運休していた。しかし同路線には、香港航空が1日3便の週21便、キャセイドラゴンが現在は水・木・土・日曜の週4便、4月からは1日1便の週7便で就航しており、沖縄側の人口や市場規模を考えると激戦区で飛行機を飛ばすことになる。

 ただ、10回以上日本を訪れている香港人が2割以上いることから東京・大阪・京都以外の地方に行きたいと考えている香港人は多く、沖縄は距離的に一番近いという有利な点がある。ピーチでは那覇空港が「日本の南の玄関口」となることを目指すとしており、前回と比べて便数を増やした上での復活は、こうした要因もあるようだ。加えてピーチでは3月18日、那覇の国内・国際線のカウンターをLCCターミナルからフルキャリアが利用する旅客ターミナル3階に移転する。これにより沖縄都市モノレール、バス、タクシーから那覇市内へ直接アクセスが可能になるため、香港から那覇市内への実際の所要時間も短くなる。

 運航スケジュールは週7便で、香港発(MM964)は、月・土・日曜=15時35分発-19時20分着、火・水・金曜=15時40分発-19時20分着、木曜=15時30分発-19時20分着。那覇空港到着時刻は同じだが、香港出発が15時35分を基準に曜日によって前後に5分ほどずれる。一方、那覇発(MM963)は曜日にかかわらず12時55分発-14時35分着と固定されている。行き・帰り共、午後の出発なので、朝はゆったりと時間を過ごすことができる。料金は片道プラン「シンプルピーチ」で520香港ドル(燃油サーチャージは徴収していないが、支払手数料などの諸費用は別途必要)から。

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