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香港・中環に焼き鳥店「Birdie」 鶏肉は九州産、備長炭使う

香港に新しく登場した焼き鳥店、店内の様子

香港に新しく登場した焼き鳥店、店内の様子

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 香港で焼き肉店「298」や豚肉専門店「Porker」を展開するP.O.N.社が3月1日、中環(Central)に焼き鳥店「Birdie」(9/F., H Code, 45 Pottinger Street, Central, Hong Kong Tel: 3568 7298)をオープンした。

お薦めの「肝」はレア風に

 店舗面積は2000平方フィートで、席数はカウンター15席、テーブル20席の計35席。インテリアは、同店が鳥かごをモチーフにデザインされていることもあり、店内に鳥かごをつり下げているほか、壁には鳥の絵も施す。中央に焼き鳥を焼く炭火台を置きオープンキッチンにして、その周りをカウンター席にすることで、串を焼いている様子をライブ感で見られるように意識したという。「最初から中環に出店することを狙っていた。デザインを日本風にしなかったのはいろいろな人々が来てもらえるようになってほしい、焼き鳥をもっと知ってほしいという思いがあった」とP.O.N.の創業者でエグセクティブシェフの小原さんは話す。

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 Birdieの店名の由来は、牛肉が298(ニクヤ)、豚肉がPorker(ポーカー)と来たため、鶏肉も分かりやすい名前にしたいという思いがあったからだという。 「牛、豚と来たので次は鶏肉の店をやることは決めていた」と小原さん。

 香港における焼き鳥専門店は、10年以上前は尖沙咀東の五味鳥や佐敦の山林道の純焼き鳥くらいしかなかったが、日本食ブームを背景に鶏肉好きな人も多い香港では、家賃の高い香港でも扱いやすく、従業員の入れ替えでも指導がしやすいこともあり、ここ数年店舗数は増えている。「競争が激しいとは思っていない。備長炭で焼く店は香港といえどもほとんど無いので、おいしい焼き鳥を提供できるし、差別化にもつながる」と小原さんは自信をのぞかせる。

 鶏肉は九州産にこだわる。牛や豚と違い鶏は個体の大きさが圧倒的に小さいため、一つの部位から1人分の肉しか取れない場合もあるほか、きれいに串に刺しにくい。何より焼く時の温度管理が難しいなど、繊細さが求められるという。

 店のお薦めは「つくね」「肝」「もも」(いずれも1串45香港ドル)。つくねは山芋と玉ネギを入れ食感にアクセントを付けた。肝はレア気味に焼くが、その火加減をコントロールすることで「口の中に運ぶと溶けるような感じに仕上げている」という。ほかにも「かわ」「手羽先」(以上38香港ドル)、「はつ」(45香港ドル)など焼き鳥には欠かせないメニューが並ぶ。注文時に何も伝えなければタレか塩のどちらかで提供する。味付けの希望を出すこともできる。

 野菜も「しいたけ」「ししとう」「金針菜」(以上35香港ドル)などを用意。298とPorkerとの関連から「和牛ハラミ」(65香港ドル)、「豚バラレタス巻き」(45香港ドル)などもそろえる。開店したばかりだが、将来的には香港市民を飽きさせないため、いろいろなサイドメニューの開発や海鮮の串物の提供なども考えているという。

 ドリンク類には、ワインや日本酒を扱っている日本人からがアドバイスを受けながら料理に合う日本酒とワインをリカーライセンス取得次第、提供するという。

 営業時間は18時~24時。日曜定休。

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