香港で兵庫の食材を使った料理を紹介-NOBUインターコンチネンタル香港で

淡路島イチジクは初めて香港のレストランに登場

淡路島イチジクは初めて香港のレストランに登場

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 兵庫県は8月23日、NOBUインターコンチネンタル香港(18 Salisbury Road,Kowloon)で兵庫の厳選食材を紹介するフェアを始めた。24日は、30年にわたり神戸アランシャペルでシェフとして活躍し、日本のフランス料理の先駆けである小久江次郎さんがゲストシェフとして来訪した。

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 小久江さんは今回のフェアで、NOBUのエグゼクティブ・シェフ、エリック・イドス(Erik Idos)さん、すし料理長の遠藤秀樹さんとともに「兵庫OMAKASEメニュー」を担当。遠藤さんは6月に兵庫に訪問し食材を試食するなどして今回のフェアのために食材の理解に努めた。それぞれのシェフが食材の良さを十分に発揮する料理を考え、監修した料理を一つの作品に仕上げている。

 兵庫県はこれまで、神戸ビーフや玉ネギについては輸出実績があるが、今回紹介するそれ以外の食材については、初めて香港に持ち込んだ。香港では「神戸ビーフ」の認知は確立していると言えるが、レセプションに参加した香港メディアの間でも神戸が兵庫の中にあると認識している者も少ない。「今後は兵庫のブランディングと、神戸ビーフに何かもう一つプラスの兵庫産品を認知させたい」と兵庫県美食楽土発展協議会の菅村哲也さん。ハモ、穴子、淡路島玉ネギ、明石タイ、兵庫ノリ、明石ダコ、淡路島イチジクや丹波の黒豆など豊富な食材について説明した。

 今回NOBUで提供するおまかせメニューは8品で構成する。「味付けのみならず、盛り付け、仕掛けなど細部にまで気を配ったメニュー」とシェフチーム。例えば、「ハモのたたき」は、兵庫産のイチジクが香港らしくツバメの巣のジュレと一緒に盛り付けてあるが、その下にはハモが隠れている。ふたのように置かれた仕切りをとると一気にスモッグが出てくるプレゼンテーションで来店客を楽しませる。

 「兵庫OMAKASEメニュー」はディナーのみ8皿で、1人1,438香港ドル(サービス料10%別)。単品のみのメニューもある。9月21日まで。

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