アダルト産業とエンターテインメントコンテンツの商用展示会「アジア・アダルト・エキスポ(AAE)」が8月29日、香港コンベンション&エキシビションセンターで始まった。
2008年からマカオで始まり毎年恒例となっている同エキスポは、香港では初開催。駅の看板広告や地元の新聞などで開催のニュースが出るなど香港でも話題を集めている。マカオではショーなども繰り広げられるエンターテインメント色豊かなイベントとなっているが、香港では6000平方メートルの会場にメーカーや販売業者がブースを構え、比較的静かな雰囲気でスタートしている。世界15カ国の国と地域から150社が参加し、総数は7500点以上。日本からの出展社も多くある。
開催に当たり主催社AAEのケニー・ロー代表は「アダルト産業は300万米ドルの産業であり、香港は昔からハブとなっている。その香港でのエキスポは待ち望まれていた」とコメントする。
出展社の1社で香港で商品を扱うメーカー「UTTO TOYS」のタイさんは「香港は海外と比較しても性に関してはまだまだオープンな雰囲気はない」としたうえで、「中国の淘宝(タオバオ)やアマゾンなどのECサイトで売り上げは常に増加傾向にある」と話す。ブースには日本語の通訳を常駐させているところもあり、日本への売り込みにも余念が無い。
入場は業界関係者のみに限られる。今月31日まで。