香港内で13店舗を展開する「千両」が6月24日、バフンウニ、アワビなどを使った夏季限定メニュー「夏の味覚、お品書き」の提供をスタートした。
千両は栃木県で生まれたブランドだが、2005年にifcモールへの出店以来、現在、香港には、中環のIfc、銅鑼湾のファッションウオーク、ハイサンプレイス、タイムスクエアを始はじめとした大型ショッピングモールを中心に出店。回転ずしでは初となる日本酒バーも設けるなど回転ずしながらも高級な雰囲気を出すチェーンとなっている。現在はコロナ禍の影響もあり、ほぼ全ての店で回転ずしレーンは使っていない。
同ブランドで最も注文が多いのはウニとトロで、それぞれ、刺し身や握り、プレゼンテーションを意識した組み合わせアイテムなど各種メニューが並ぶ。今回はそれらを「さらに極めた」と言い、「鮮度抜群」というバフンウニ、歯応えがあるアワビ、脂ののったシマアジという3つの食材を使い、監修した今シーズン限定の「夏季限定メニュー」に仕上げた。
バフンウニを使ったアラカルトは3種類。「DIYバフンウニ」(268香港ドル)は、香港ではスーパーなどでも「板ウニ」のまま購入するなど、一度にたくさんの量を食べるケースも多い。家庭で手巻きずしなどを楽しむ人も出てきている中、米とキュウリ、イクラなども一皿に載せることで、自分で手巻きを作るメニュー。次は「バフンウニとプレミアムトロのタタキのミニずし」(98香港ドル)で、オリジナルのトレイに日本酒のおちょこを置き、その上にウニの殻を載せて、ご飯、ウニ、トロ、ウニをスプーンですくって一口で食べる。ほかにもバフンウニをシソとコウイカで巻いた「バフンウニのイカロール」(118香港ドル)も用意した。
アワビの土瓶蒸し(68香港ドル)は、エビやアサリ、シイタケも入れ、ユズの皮も添え、だしもしっかり楽しめる。食べやすい大きさにカットした「アワビの炒め物」(178香港ドル)には、兵庫の有馬さんしょうを使い、アスパラガスやシイタケと一緒にしょうゆ味に仕上げている。
旬も意識する中、3つ目の食材「シマアジ」は、握り(38香港ドル)も厚めを意識し、北海道玉ネギとゆずドレッシングで仕上げたシマアジのサラダ(112香港ドル)なども提供する。
ランチタイムには数量限定で、バフンウニ、イクラ、アワビをご飯にのせた丼とサラダ、茶わん蒸しも付いたセットメニュー(288香港ドル)も用意した。今回の限定メニューに合わせ、同店は料理に合わせて2種類のプレミアム日本酒をセレクト。茨城の「太平海 1314 」は夏酒として紹介。三重県の「而今(じこん)」は「純米吟醸 千本錦」をそろえる。
営業時間は11時30分~21時30分。(一部店舗により異なる)。