香港・中環の蘭桂坊にそびえるカルフォルニアタワーに7月21日、ムール貝をメイン料理に据えるアメリカンスポーツダイニング「Ministry of Mussels」(L3/ California Tower, Lan Kwai Fong, Central, Hong Kong TEL:2838 4588)がオープンした。
仕事終わりのハッピーアワーや家族での食事、お気に入りのスポーツ中継を見ながらのカジュアルな集まり、小規模から大規模なパーティーなど、あらゆるシーンに対応できるようにした。キッズメニューを提供し、最新のおもちゃで埋め尽くしたプレイゾーンも用意したため、家族連れでも利用しやすいようにした。定期的に清掃、消毒を行い、衛生管理に務めているという。
4000平方フィートの空間には、86席のメインダイニング、16席の半屋外のバルコニーがあるほか、11台の大型HD 4Kテレビスクリーンを備えたバーエリアもある。音は統一したBGMを流すが、主要なスポーツイベントをライブストリーミングで視聴することもできる。
メインダイニングルームは、鮮やかなオレンジ色と蜂蜜色の素材で彩り、素朴な石の床タイルを合わせた。壁に施された木の格子がアクセントになっている。独立したロングバーとビアポンテーブルがあり、ゲームを楽しむこともできるようにした。
キッチンチームを率いるのは、21年の料理経験を持つエグゼクティブ・シェフのDee Kwok(ディー・クオック)さん。メニューには独創的なアメリカンビストロの伝統料理と、豊富なシーフードセレクションをそろえる。
同店の目玉はその名の通り、ムール貝で、「Around the World Mussels」と題し、10種類のスープベースで鍋に入ったムール貝を提供する。ブルーチーズ、チェダーチーズ、ペコリーノチーズなどを溶かし、オニオン、削ったパルメザンチーズをトッピングした「イタリアンフォルマッジムール貝」、エビ、オニオン、トマト、ブランデーで煮込んだクリーミーな「ロブスタービスクムール貝」などがある。ほかにもココナツクリーム、エシャロット、ガーリック、ラクサの葉で作った香り高いスープの「シンガポールラクサムール貝」赤唐辛子、ニンニク、トマト、イタリアンパセリで調理した「オーストラリア・チリ・ムール貝」に加え、四川唐辛子、中国の熟成酢、しょうゆ、唐辛子、ニンニク、ネギで作ったコショウ風味のスープの「カンパオ・ムール貝」もある。全てのムール貝には、付け合わせとしてトーストしたフレンチバゲット、フライドポテト、中華の蒸しパン「マントウ」を揚げたパンの中から一つを選ぶことができ、鍋の中のスープを吸わせて食べられるようにもした。
他に、コリアンダーやガーリック、ライムの葉などにチリソースを加えたタイ風スパイシーイカ「Thai Spicy Squid」(128香港ドル)や、ヘビーチーズ、ケイジャンなどの味付けを選び、ニンジンとセロリのスティックを添えた韓国風チキンウイング「Spread Your Wings And Fry」(138香港ドル)などのメニューも用意した。ボストンロブスター、殻付きカキ、ムール貝、車エビ、アサリ、カニ、ホタテなどのシーフードの盛り合わせ(4~6人用1,388香港ドル)もメニューに並ぶ。
ランチセットは月曜~金曜の12時~15時、2コース(HK$168)と3コース(HK$188)を提供する。マカロニとチーズで作るアメリカの家庭料理「Mac&Cheese」やカリカリのベーコン、とろけるチェダー、ベビージェムレタス、トマトを添えたアンガスビーフバーガー「The Whole Nine Yards」、「シンガポールラクサムール貝」などからメインを選べるようにした。ハッピーアワーは週末も含む毎日15時~19時、全てのハウスワインとハウススピリッツをグラス1杯80香港ドル、生ビールをグラス1杯75香港ドル、2リットルのビアタワーを270香港ドルで、それぞれ提供する。カラマリ(118香港ドル)やハラペーニョやチーズフライ(以上88香港ドル)などのバーメニューも併せて提供する。
営業時間は11時~24時。