銅鑼湾のリーガーデン2にある上海料理店「10 Shanghai(十里洋場)」(Shop101,Lee Garden Two, 28 Yun Ping Road, Causeway Bay Tel:2338 5500)が10月1日、上海ガニのアラカルトとコースメニューの提供を始めた。
同店は上海料理の中でも、「淮揚(わいよう)料理」を提供する店として知られる。中国四大料理の一つ「淮揚料理」を生み出した淮安は、中国では古くからよく知られた「美食の街」。同店では、緑色の殻、白い腹、金色の爪、黄色い毛という4色の基準基づいて検査を通過した、太湖淡水湖から直接仕入れた最高級の毛ガニのみを使う。シェフがさまざまな調理法と食材を使い、それぞれのカニ料理には最低2匹のカニを使い、毛ガニの甘みをより一層楽しむことができるメニューに仕上げた。
コースメニューは、前菜の盛り合わせで始まり、フカヒレと魚の浮き袋のクリーミーな煮込み「花膠蟹皇翅」は、カニの卵と海の幸の「複雑で豊かな味わい」で胃袋を温めるようにしたという。主役となる蒸し毛ガニ「清蒸大閘蟹」(200グラム)は、ふたの中に黄金色の濃厚な卵が入ったものを提供する。その後南アフリカ産アワビ6個を使ったアワビとガチョウの足のアワビソース煮込み「鮑汁扣原隻鮑魚併鵝掌」や、毛ガニの卵とホタテと卵白を使って焼き上げたスタッフドクラブシェル「蟹粉芙蓉帶子蟹斗」などが続く。最後に、毛ガニの卵、川エビ、クリスピーライスを添えたチャーハンで締める。デザートは、モチモチした団子のスイート・ジンジャー・スープで、カニで冷えた体を温めるコースにした。
これらのコースは1人980香港ドル(2人以上で要予約)1957 & Co. 社のロイヤル会員かHSBCのクレジットカード会員は1人分の値段で2人分のオーダーが可能。追加で毛ガニ(1匹208ドル)を注文することもできるほか、20年熟成の中国黄ワイン「九井山紹興華雕」(100ミリリットル)を50香港ドルで提供する。
上海ガニのアラカルトメニューは期間限定で13品を用意した。蒸しガニ(200グラム=268香港ドル、240グラム=360香港ドル、280グラム=750香港ドル、360グラム=900香港ドル)のほか、毛ガニの卵と春雨の煮込み(ホール=1,688香港ドル、ハーフ=850香港ドル)、毛ガニの卵のソテー(900香港ドル)など。フカヒレ(120グラム)と毛ガニの卵のあえ物、スプリームチキンスープ(738香港ドル)、ラムブリスケットと毛ガニの煮込みロール(638香港ドル)、毛ガニと豚足の煮込み、干し貝柱と冬タケノコのスープ(638香港ドル)。豆腐の毛ガニ卵煮込み(238香港ドル)のほか、毛ガニの卵入り蒸し小龍包(4個180ド香港ドル)なども用意する。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時(金曜~日曜・祝日は17時まで)、ディナー=18時~23時30分。