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香港のSOHOにスペイン料理「MAJO」 地中海岸で人気のパスタのパエリアも

米だけでなくパスタのパエリアも

米だけでなくパスタのパエリアも

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 香港のSOHOに11月30日、スペイン料理「MAJO(マホ) Tapas Paella Bar」(G/F, 22 Staunton St, Central Tel :2529 3001)がオープンした。

路面に沿ってパティオ席もあり、開放的に

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 場所柄、ランチやハッピーアワーも含めて気軽に利用できるようにし、タパスやパエリアのメニューとカクテルプログラムを組み合わせ、「心地よい地中海の雰囲気を感じてもらえるようにした」という。経営はWoolly Pig Hong Kong。

 MAJOの店名は、スペイン語で「格好いい」「仲間」「すてきな」などを意味する言葉に由来している。SOHOでも太陽の光を浴びるパティオスペースを設け、屋外にも30人までのゲストを収容できる。籐製の椅子や木製のテーブル、鉢植えなどで親しみやすい空間を演出し、ペット連れの客にも対応できるようにした。

 メインダイニングルームには、ファサードを横切る「スタイリッシュな」ブルーのフレンチウインドーで自然光を取り込む。50人収容のダイニングルームは、エンジ色のレザーチェアとブラウンのレザースツール、石の天板、ダークウッドのパネルでまとめて明るい印象に仕上げた。

 料理チームを率いるのは、パエリアに力を入れるエグゼクティブシェフのアルベルト・サンカッサーニ(Alberto Sancassani)さんで、建築学科を卒業したという異色の経歴の持ち主。幼い頃から母親が作る伝統的な家庭料理を手伝う機会も多かったという料理好きがこの道に導かれ、スペイン料理と地中海料理で15年の経験を積んできた。

 同店のフードメニューはタパス、スペイン産ハム、コールドカットなどの親しみやすいスペイン料理で構成する。タパスは多くの種類を用意し、時間帯を問わずアルコールと一緒に楽しめるメニューをラインアップしている。和牛ミートボールのトマトソース煮込み(90香港ドル)、ガーリックオイルで調理した車エビのガーリッククリーム添え(190香港ドル)、ゆで卵、クルトン、生ハム添えたコルドバ産冷製トマトスープ(85香港ドル)、スペイン産タコのグリル、ポテトと緑と赤のオリジナルソース添え(160香港ドル)など。ポテト料理も、スペインのカナリア諸島のポピュラーなスタイルを採用し、ジャガイモを塩水でゆでて蒸発させ、皮がしわしわになったものに、ニンニク、パプリカ、クミン、唐辛子、オリーブオイル、ビネガーで作られたクラシックなモジョソースを添えて提供する。ほかにもスペイン産のチーズ、生ハム、チョリソーなども豊富にそろえる。

 目玉は、6種類で構成するパエリアメニュー。パエリアにはバレンシア産のボンバ米を使うが、ボンバ米は短粒種の米で、従来のパエリアに使われていた倍の量のスープを吸収するため、粘り気がある。パエリアは注文を受けてから調理し、伝統的な平たい鉄製の鍋でテーブルに提供するが、パスタで作るパエリア「フィデウア(Fideua)」(160香港ドル/人)は、その日に仕入れた海鮮と併せて提供する。

 ドリンクメニューにも「本場スペインの香りが強いもの」が多く、スペイン産シェリー酒をグラスで提供するほか、カヴァも幅広く取りそろえる。サングリアもコニャック、ベリー系リキュール、季節のフルーツを使った赤ワインサングリア、ジン、ピーチリキュール、季節のフルーツを使った白ワインサングリア、ラム、ベリー系リキュール、季節のフルーツを使ったローズサングリアなどをグラス1杯65香港ドル、陶器のジャグ1瓶275香港ドルで提供する。

 営業時間は水曜~金曜の12時~深夜(火曜は17時~、土曜・日曜は11時~)。

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