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香港政府、学校関係者や児童・生徒に関しての「ワクチンバブル」詳細発表

大学を除き、旧正月明けまでの対面授業が禁止となった香港

大学を除き、旧正月明けまでの対面授業が禁止となった香港

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 香港政府教育局(Education Bureau)は1月20日、新型コロナウイルスに関し児童・生徒、教育関係者など学校に関する「ワクチンバブル」について発表した。ワクチン接種に関しては5歳~11歳の接種を認めるほか、児童・生徒を除く教育関係者は2月24日以降、学校に入るには最低1回のワクチン接種証明を提示することなどが求められることとなった。

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 香港は23日現在、累計感染者数が1万3034人、死亡者は213人、回復者1万2710人、新規感染者は輸入症例が14人、域内感染が126人だ。一方、ワクチン接種者については、1回目が524万4052人(77.9%)、2回目も終えた人は475万1036人(70.5%)となっている。3回目の接種回数は79万2728回だ。

 香港政府はオミクロン株の市中感染が確認されて以降、18時以降の店内飲食を禁止するなど2020年並みの厳しい防疫対策を実施しているほか、海外からの入境は21日間隔離という世界最長の水際対策を取っている。しかし、感染力が高いオミクロン株の市中感染を抑えることは実現できていない。

 一方で、現在はワクチンを確保していることから香港政府としては児童・生徒に対してはリモート授業よりも、できるだけ対面授業で行いたいという思いがある。そこで1月11日には5歳~11歳の児童を対象に接種を許可すると発表し、旧正月後には生徒にもワクチン接種を拡大する方針を打ち出していた。感染拡大防止の観点から全ての小学校・幼稚園について、1月14日から旧正月初日の2月1日まで、まずは対面授業の停止を決めていた。

 20日に発表した具体的な内容を見ると、全ての中学校・高校の対面授業を1月24日までに停止した。さらに、補習校を含む私立学校も、全てのクラスの対面授業を2 月7日まで停止しなければならない。2月24日より、健康上の問題などの事情からワクチンを接種できない者を除き、全ての学校関係者(教職員、訪問者など)が学校内に入る場合は、少なくとも1回のワクチンの接種証明を提示しなければならない。既に1回の接種をした学校関係者は2月24日から8週間以内(4月21日まで)に2回目のワクチンを接種する必要がある。前述のワクチンが接種できない者は、3日おきにPCR検査を受けなければならない。学校に入る際には「安心出行(LeaveHomeSafe)」の利用も義務付けられる。

 この措置は、生徒は対象としない一方で、ワクチンについては新しい規定が設けられた。1月21日より北京の科興控股生物技術(Sinovac Biotech)が開発、製造するワクチン「克爾来福(CoronaVac)」の対象年齢を公式に5歳~11 歳に引き下げ、予約の受け付けを始めた。1回目と2回目の間は28日開けなければならない。米ファイザー/独ビオンテック社による「復必泰(Comirnaty)」も同じく5歳~11歳の接種が可能となり2月9日から予約開始、2月16日に接種開始となる。1回目と2回目の間は12週間の間隔が必要だ。復必泰について公務員事務局(Civil Service Bureau)の聶德權権(Patrick Nip)局長は、ワクチンの接種量は成人の3分の1とする方針を打ち出している。

 ワクチン接種には親の同意書と身分証明書が必要で、身分証明書に写真がない場合は学校による写真付きの証明書を提出しなければならない。

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