在香港日本国総領事館、香港日本人倶楽部、香港日本人商工会議所の共催による新年賀詞交換会が1月9日、香港日本人倶楽部で開催され日系企業の関係者 330人が一堂に会し新年を祝った。
冒頭のあいさつで在香港日本国総領事の野田仁総領事は「訪日旅行者数過去最大」「農産物の輸出促進」「在留邦人数の増大」など、昨年の香港と日本の友好的関係を示す現象を振り返り、またオリンピック招致決定などの出来事にも触れながら、「今年の干支(えと)『甲午(きのえうま)』は殻を破って何かがこの世に生まれ飛躍していくという意。今年はさらに大きく発展をしていける年にしていってほしい」と年頭の抱負を語った。その後、香港日本人倶楽部堀越秀一理事長のあいさつに続き、香港日本人商工会議所の北川宏基会頭の乾杯で中締めとなった。
北川会頭は「2013年は日本企業数が1389社となり、米国を抜き在港国籍別数で1位となった」と香港での日系企業の存在の大きさを説明。香港日本人商工会議所によると現在の会員数は655社に達し、この10年では最高数を記録しているという。「アジアでの飛躍を目指す企業が香港の価値を再評価している。部会活動を通じて生きた経営情報を共有し、中国とアジアの情報発信も続け、さらに2014年は、地場業界へアクセスを深め、新たなビジネス開発に注力していきたい」と話した。
香港の優位性と魅力を香港在留の日本企業が発信し、香港の存在感を日本や諸外国に発信していくことを願って会は幕を閉じた。