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香港銅鑼湾に「鉄板焼き三原」 鉄板焼き料理を割烹スタイルで

10席のみのカウンターのみで、プライベート感ある鉄板焼き

10席のみのカウンターのみで、プライベート感ある鉄板焼き

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 鉄板焼き店「鉄板焼き三原-Mihara Goten」(3/F, CUBUS, 1 Hoi Ping Rd, Causeway Bay TEL:5394 3689)が9月21日、銅鑼湾駅の喧騒から少し離れたエリアにある開平道にオープンした。

円形状に設置されたカウンターのみの店内

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 フロアは入り口が2カ所に分かれ、エレベーターを下りた左手にジャパニーズバー「Takumi Mixology Salon」、右手にレストラン「鉄板焼き三原」がある。いずれも、香港で複数の飲食店を展開する「PONGグループ」が手がけたもの。バーで少し楽しんだ後、食事のために場所を移すスタイルを提案する。

 バーは日本語の「匠」から名付けたもので、「居心地の良い自宅で」という設定。オーダーメードの日本式カクテルでもてなすスタイルから名付けた。気分などに合わせて、フルーツを選んだり、その組み合わせとして焼酎や日本のスピリッツを推す。

 レストラン「Mihara Goten」も日本語の「御殿」から名付けたもの。扉を開けると円形状の鉄板焼きカウンターが現れる。円を囲むように10席を備え、赤と黒を使った内装の店内は重厚感がありながらもモダンな印象に仕上げた。鉄板焼きを舞台に見立てながら、「割烹の精神を大切にしている」という。

 三原光史シェフは香川県出身。料理の道の原点は大阪でありながらも、その後、渡米。シカゴ時代は在シカゴ日本国総領事館の公邸料理人を務めた。和食だけでなく、「イタリアンデザートのとりこになった」と言い、グループで展開する店舗でもコンテンポラリーなフュージョンを融合させた独自のスタイルを確立し、「和モダン」を掲げる。

 三原シェフは、懐かしさと現代的な嗜好(しこう)を反映させ、「御殿」という言葉で昇華させた。中でも「鉄板焼きと割烹の融合」が特徴だという。「敷居が高くなる鉄板焼きを割烹の精神である親密さ、対応力、即興性で表現できないか」と考え、「どの料理でも自家製ソースを大切にし、一口ごとにひねりをきかせた」とも。

 茶わん蒸しには、トリュフソースを、青森県産の蝦夷(えぞ)アワビには、肝ソースや、ウニソースを合わせる。アマダイにはソラマメソースを使ったり、ロブスターにはエッグベネディクトやアスパラなどに使うことの多い「オランデーズソース」を組み合わせたりする。肉にもソース数種類を提供し、好みで楽しめるようにする。

 ディナーメニューは2コースあり、メインの肉には宮崎牛や熊本牛を使うが肉の部位によって価格が異なる。「鉄板焼きディナーセット」は、薄焼き(1,580香港ドル)、サーロイン(1,680香港ドル~)、フィレ(1,880香港ドル)から選び、「鉄板焼きデラックスセット」は、薄焼き(1,880香港ドル)にするか、サーロイン(1,980香港ドル~)、フィレ(2,180香港ドル)から選ぶ。

 ランチは480香港ドルと780香港ドルの2コースを用意し、サラダ、ビシソワーズ、北海道ホタテ貝柱のカツレツに奈良漬タルタルソース、魚料理に続いて、イベリコ豚のスモーク、鹿児島産和牛のハンバーグのほか、宮崎県産和牛の薄焼きを」用意。追加料金100~200香港ドルで、肉料理をサーロインやフィレなどにアップグレードすることもできる。ガーリックライスや赤だしも付く。

 営業時間は、ランチ=12時~14時30分、ディナー=18時~23時。

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