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香港で道路を封鎖しスケボーイベント 五輪メダリスト・中山楓奈選手も登場

銅鑼湾の白沙道を封鎖してデモンストレーションを披露

銅鑼湾の白沙道を封鎖してデモンストレーションを披露

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 銅鑼湾(Causeway Bay)の大型ショッピングモール「希慎広場(Hysan Place)」と白沙道(Pak Sha Road)に作られた特設会場で11月11日・12日、銅メダルを獲得した中山楓奈選手ら日本人選手がデモンストレーションを行う。

子ども向けの体験クラスも

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 今週末は、このスケートボードイベント「利園滑板節2023(Lee Gardens Skateboard Fest 2023)」のほか、中環(Central)では国際自動車連盟(FIA)が主催する「Rally Rx」が香港で初開催され、粉嶺(Fanling)にある香港哥爾夫球會(Hong Kong Golf Club)ではゴルフのアジアツアー第1戦「香港オープン」が行われるなど、香港はスポーツ一色に染まる週末となる。

 2021年の東京五輪で新しく採用された競技の一つがスケートボードだが、日本人選手がメダルを量産したことも記憶に新しい。その種目の中の一つである女子ストリートで銅メダルを獲得した中山楓奈選手のほか、パリ五輪の出場を狙う織田夢海選手、東京五輪の男子ストリートに出場し、パリ五輪を狙う白井空良選手らの招聘(しょうへい)が6日、発表された。

 「スケートボードを楽しもう」をコンセプトに、希慎広場のほか利園(Lee Gardens)などを運営する希慎興業 (Hysan Development)が企画した。

 香港は、公園やプロムナードなどではスケートボードやローラースケートなどに代表される「Xゲーム」系の遊びをしている若者をしばしば見かける。土地が狭いこともあり、スポーツをする環境として香港は理想的な都市ではないが、Xゲーム系であればサッカー場のような大きな施設も必要ないため、香港の環境においてはXゲーム系のスポーツとは親和性が高い。

 希慎広場は、5階中庭にスケートボードの専用施設である「Urban Park」を設置。ここで香港人向けのローカルの大会「利園街頭滑板決賽2023」を両日実施し、男女ぞれぞれの香港ナンバーワン、スケートボーダーを決めるほか、将来を見据え、子ども向けの大会も開く。一方、白沙道では、道路を封鎖して、高さ1.5メートルの障害物、高さ2.4メートルのクオーターと呼ばれる坂、長さ8メートルの平らなバーなどがある特設コースを特設する。

 3人の日本人スケートボーダーのデモンストレーションについて、11日14時~18時に白沙道で滑走するほか、翌12日は13時~18時にUrban Parkで開催される大会の合間にパフォーマンスを行う。世界トップクラスの技術を香港で見られる機会は多くないため、香港人、香港在住日本人、スケートボーダーの注目が集まる。

 期間中、プロのスケートボードインストラクターによる初心者(5歳以上)向けの体験教室のほか、スケートボードのペインティング、Tシャツへのペインティングなど、ストリート系スポーツらしいワークショップもUrban Parkで予定する。

 開催時間は12時~18時(プログラムにより開催時間は異なる)。

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