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香港にモダンインド料理「LEELA」 ローズウッドのシェフが独立

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 インド料理店「LEELA」(Shop 301-310, Lee Garden Three, 1 Sunning Road, Causeway Bay, TEL 2882 5316)が11月20日、銅鑼湾のリーガーデンズにオープンした。

店内の様子

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 マナヴ・トゥリ(MANAV TULI)シェフとJIAグループが共同オーナーとなる。マナヴシェフは以前、ローズウッド香港のCHAATで料理長を務めミシュラン1つ星の獲得にも重要な役割を果たした。

 マナヴ・トゥリ エグゼクティブ・シェフが厨房で指揮を執る同店は、インドの豊かで多様な食の伝統を受け継ぐと同時に、持続可能性と地元産の食材を採用。屋台の軽食から濃厚なカレーまで、「一皿一皿にストーリーを大切にした」という。特に紀元前300年ごろのマウリヤ帝国に焦点を当て、インドの活気に満ちた多様な郷土料理を紹介する。

 店名は、神々の神聖な遊びやスポーツを表すヒンドゥー教の「リーラ」という概念に由来し、「インド料理の遊び心と気まぐれを融合させたレストラン」に仕上げたという。

 店内のデザインはアンドレ・フー・スタジオが担当。インテリアは、マナヴの料理のルーツからインスピレーションを得た。旧市街にある伝統的な宮殿の色彩、特徴、スタイルを取り入れたメイン・ダイニングには左右対称にデザインされた半個室のアルコーブや、寄木細工の模様や豪華な装飾など、インドの伝統工芸の豊かさを表現している。ベランダのダイニング・ホールは劇場天井が特徴で、熱帯植物とトウの家具を並べた。 10人がけのプライベート・ルームは、マスタードゴールドのシルクパネル、繊細な刺繍で飾った。金色の葉のペンダントで飾られたアーチ型の天井、 宮殿のような雰囲気を演出する。

 アラカルトメニューとセットメニューを用意した。メニューにはトウモロコシの再生紙を使い、店内ではプラスチックの使用を控えている。野菜や食材は、インド産のオーガニック認証やGMOフリーのスパイスを提供する会社から調達。スパイス、レンズ豆、粟など、「風味豊か」で持続可能な地元の食材を使う。

 シグネチャー料理の一つが「Lucknowi Tokri Chaat」(118香港ドル)。すりおろしたジャガイモを揚げて作ったバスケットに、ジャガイモのパテ、ひよこ豆、サンス、豆腐、タマリンドを詰め、豆腐、チャツネ、ザクロの種を添え、食感と風味を「調和」させた。もう一つの目玉料理はパンジャブの伝統料理「Chakundar Oxtail Gosht」(288香港ドル)。鮮やかな赤いビーツが最盛期を迎える冬の季節に作られるビーツとオックステールのユニークな組み合わせに、シナモンとクローブでスパイスを利かせた。「Saoji Lamb Shank」(228香港ドル)は、アフガニスタンのカンダハール地方の料理にインスパイアされたという品で、古典的なカンダハリ料理からインスピレーションを得た。ザクロとウイキョウの風味を利かせたラムカレーで、ジューシーなラムのすね肉を使って改めて開発したという。

 イギリス統治時代にイノシシを狩り、風味豊かなカレーに変えたことにあると言われている「Wah Kee Farm Pork Pandi Curry」(248香港ドル)には、コショウ、クミン、コリアンダーシード、マスタード、タマネギ、グリーンチリなどのスパイスをブレンド。主役は「カチュンプリ」で、地元産の木の実「パナプリ」から採れるユニークな食材。濃厚で黒い発酵ジュースは、バルサミコ酢のような強い風味で、カレー全体の味を引き立てている。

 料理のほか、ドリンクプログラムにも注力する。カクテルリストは、JIAグループのドリンク・ディレクターのマリオ・カルデロンさんが監修した。ほかにもインドの複雑なスパイスの風味と合うよう、スパイスのレベルによって分類する。

 営業時間は17時30分~10時45分。月曜定休。現在はディナーのみソフトオープンしており、12月5日以降はランチの提供も行う予定。

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