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香港でも久々の制限ないクリスマス ハーバーフロントで花火も

クリスマスが近づき、各地でイルミネーションや装飾が施されている

クリスマスが近づき、各地でイルミネーションや装飾が施されている

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 香港でもクリスマスを前に各地で大型ツリーや関連イベントで盛り上がってきたが、今年はコロナ以来の制限のないクリスマスが戻り、各地でイベントが展開されている。香港政府観光局は現在、「香港ウインターフェスト」と題したイベントを開催中で、「冬のハーバーフロント・パイロテクニック」と名付け、12月に入り、特に週末に花火などを展開してきた。

灣仔の利東街のインスタレーションの様子

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 23日・24日(クリスマスイブ)・25日(クリスマスデー)・26日(ボクシングイブ)の20時から、10分間の花火のショー「ウィンター・ハーバーフロント・パイロテクニクス」を行う。クリスマスツリーやプレゼントボックスなどのクリスマス・アイコンが海辺を照らす。

 西九龍文化区のハーバーサイド芝生のエリアで一般公開されているクリスマス・タウンの目玉は、高さ20メートル、6階建ての巨大クリスマス・ツリーで、煌々(こうごう)と光るライトとてっぺんの星のツリー・トッパーが光を放つ。「LOVE」でつづられた数々のインスタレーションなども並べ、サンタやトナカイなども登場させた。10日間にわたって初の野外クリスマス・マーケットも開催。25ブースの屋台、ライブ・パフォーマンス、ペットの祭などのプログラムも用意した。

 41年目を迎えた尖沙咀のイルミネーションも注目を集める。同エリアは昔からホテルやレストラン、ショッピングモールなどが連携し、クリスマスシーズンもビクトリアハーバー沿いを盛り上げてきた。今年はイギリスのビジュアル・ライト・アーティスト、ルパート・ニューマン(Rupert Newman)さんによるデジタル・ライト・アート作品「In-Between the Sky: A Festive Beacon」を掲出し、万華鏡のようなイメージを表現。麼地道沿いにはクリスマス・ギフトのパッケージをモチーフにしたライティング・インスタレーションを飾った。ミレニアムニューワールドホテル(千禧新世界香港酒店)は、環境に優しい電球を使い、赤と緑の光とともに、クリスマス・シーズンに輝きを添える金色のペンダント・ビーズを制作。南洋センター(南洋酒店)の外壁には「Merry X'mas」の文字を掲出し、ウイングオンプラザ(永安廣場)にはカラフルで愛らしいサンタクロースが登場させた。ビクトリアハーバーで花火が展開されることも考慮に入れ、クリスマスムードを演出したという。尖沙咀東のイルミネーションは毎日17時30分~23時。クリスマスイブ、クリスマス、大みそか、元日などは延長予定。

 ショッピングモールもクリスマスに沸く。金鐘駅から直結するショッピングモール「パシフィックプレイス」では、吹き抜けのアトリウムに大きな木を中心に、巨大な花々、発光するキノコ、森の動物たちがフェアリーライトの森にデコレーションされたクリスマスツリーを用意した。中環のランドーマークには、サンタポーズのホッキョクグマを中心に、100匹以上の動物のオブジェも設置し、チャリティ・ブースの収益はすべて香港の4つの指定チャリティー団体に寄付するという。

 銅鑼湾のタイムズスクエアは日本人アーティストとタッグを組んだ。小川耕平さんによる最新キャラクター「LUMI」がタイムズスクエアを、高さ6メートルのクリスマスツリーを彩る。自分だけのWhatsAppステッカーを作ったり、サンタクロースが登場したりするほか、19日にはクリスマス・キャロルやバイオリンの演奏も予定する。1月1日まで。

 灣仔の利東街には、香港ローカルのクロスメディア・アーティスト黄宏達さんによるアート・インスタレーション「The Wishing Stars」を制作、来年1月14日まで展示する。200メートルの歩道沿いに100万個以上のアクリルビーズを使って「願いの回廊」を作り、中央広場には幅5メートルの巨大なクリスマス・スターやその他の祝祭的な装飾を施した。1月1日までは毎日19時・20時・21時から15分間行う人工雪のショー「Let It Snow!」も用意する。

 香港では旧正月が大型連休となるため、多くのクリスマス関連のイベントは1月1日の祝日まで続く。

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