香港・尖沙咀「崇光百貨(SOGO)」閉店-ウオーターフロントの再開発進む

最終日に正面入り口前で笑顔で記念撮影をする従業員たち

最終日に正面入り口前で笑顔で記念撮影をする従業員たち

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 香港の百貨店「崇光(SOGO)尖沙咀店」が2月11日、閉店した。1983年に日本の「そごう」が現地法人を設立して銅鑼湾に開店し、1997年後の不動産価格の高騰に耐え、そごう本体経営破たん後の2001年から利福国際グループ(Lifestyle International Holdings)が経営してきた同店。尖沙咀店の開店は2005年9月で、約9年の歴史に幕を閉じた。

 同百貨店はデベロッパー大手、新世界発展傘下のHong Kong Island Development Limitedとの間で2020年9月までの賃貸契約を結んでいたが、2012年7月31日、オーナー側が賃貸契約の繰り上げ解約を要求し、SOGO側も了承したため、すでに閉店が決まっていた。

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 銅鑼湾店は、食料品から衣料、電化製品に至るまで地元香港人や在港日本人にとっても生活に密着した商材を購入できる百貨店であるのと比較して、尖沙咀店は売り場面積が小規模なものの、銅鑼湾店以上に中国人観光客が集中する百貨店となっており、最終日も中国人観光客を乗せた大型バス5台が正面入り口前に並んでいた。

 最終日の店内は、すでに1月から行われていた閉店セールもピークを過ぎ落ち着いた様子。閉店に当たってのセレモニーなどは行わず、1回当たりの購入金額が500香港ドルを超えた顧客に対して、11日のみメモリアルカップケーキを配布し、22時に閉店した。

 利福国際グループは、新店舗については明らかにしていないが移転を考えている模様。「(出店に)ふさわしい代わりの場所を探している」とコメントしている。跡地については、すでに新世界発展が進めている「新世界中心」を含めた再開発計画が拡大し、さらに再開発が進むとみられる。