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ヴァンクリーフ&アーペル、香港で企画展「POETRY OF TIME」

ヴァンクリーフ&アーペルの企画展がフェリーピアで開催

ヴァンクリーフ&アーペルの企画展がフェリーピアで開催

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 フランスのハイジュエリーメゾン、ヴァンクリーフ&アーペルは1月24日、時計製造の詩学を体感する企画展「POETRY OF TIME」を香港・中環フェリー埠頭4番埠頭の特設会場でスタートした。

ヴァン クリーフ&アーペルの詩情あふれる世界観へと誘う展示空間

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 ヴァンクリーフ&アーペルは1906年、宝石商の娘エステル・アーペルと宝石職人アルフレッド・ヴァン クリーフの結婚を機に、パリ・ヴァンドーム広場で創業した。宝石選定眼と革新的なデザインで評価を高め、ミステリーセットをはじめとする独自技法を確立。「愛、自然、幸運、幻想世界を主題とする詩的な表現」は、ジュエリーから時計、オブジェへと受け継がれ、現在もメゾンの創作の核を成している。

 同展は、同メゾンが長年培ってきた時計製造の哲学と高度なサヴォアフェール(匠の技)を、没入型の空間構成で紹介する。会場にはアーカイブ作品や歴史的資料を収めた「秘蔵品キャビネット」を設け、ブランドの創作の軌跡をたどることができるようにする。中央には3つの作業台を配置し、時計職人や装飾工芸の工程を間近で体感できる点も特徴とする。

 同ブランドの時計製作は、創造的な構想をグワッシュ画として描くところから始まる。デザインはパリとジュネーブの専門チームによって検討され、時計職人、エナメル職人、彫刻家、宝石研磨師、石留め職人らが連携しながら形にしていく。一本の完成までに数年を要することも多く、技術的完成度と芸術性の両立が追求されているという。

 展示では、2006年の創業100周年を記念して発表された「ポエティック コンプリケーション」コレクションも紹介。24時間、レトログラードやプラネタリウムなどの各ムーブメントは独自のメカニズムを用い、時間の経過を物語として表現する点が特徴。アニメーションが作動するオンデマンドメカニズムも、作品世界への理解をより深める演出に仕上げた。

 代表作の一つである「レディ アーペル バル デ アムール オートマタ」は、19世紀パリ近郊の野外舞踏場を舞台に、恋人たちが正午と深夜に出会う情景を描く。薄型ケース内に直線運動と関節構造を組み合わせたオートマトンを収める高度な設計技術を用いた。

 自然を主題とした作品としては、「レディ アーペル フルーラル アワー」シリーズも登場。花弁が開閉して時を告げる立体的な文字盤は、最大166点の部品が連動する複雑機構によるもので、60分ごとに文字盤が変化し、異なる表情を見せる点が特徴となっている。

 2023年に開発された特許技法「ファソネ エナメル」を用いた「ペルレ エクストラオーディネール フリュイ アンシャンテ」も展示する。「果実のボリューム感と透明感を併せ持つ表現が、エナメル技術の新たな可能性を示す」という。

   このほか、妖精をモチーフにした「レディ フェアリー」やオートマトン作品、巨大なプラネタリウム自動機械装置なども公開し、時計製造の枠を超えた総合的なクリエーションを体感できる内容となっている。

 入場無料。事前予約制。2月8日まで。

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