茶をテーマにしたコンセプト店「離念茶蒔(Chas By the Time)」(286 Queen's Road Central, Sheung Wan)が2月25日、老舗の茶行が多く集まるエリアとして知られる上環にオープンした。ティーバー、ダイニング、ショップ、イベントスペースなどを組み合わせた3階建ての店舗で、茶文化を多面的に体験できる空間として展開する。
ダイニングでは中国茶を料理の主役として取り入れたメニューを提供
同店は茶芸師の趙●●(Ming)さんによる新店舗で、観塘の茶室「想爺爺了」、大囲のレストラン「老去茶事」に続くプロジェクトとして開店。茶の文化を日常の一部として発信することをコンセプトに掲げ、香港の若い茶人によるチームで運営する。
3フロア構成の店舗は、茶樹の成長過程をモチーフにしたデザインコンセプトとした。テイクアウトバーと茶関連商品のショップを配置したグランドフロア「根」は、石材やテラコッタタイル、植物を用い、茶の種が土から芽吹く様子を表現。ダイニングフロアの1階「幹」はアンバー色の照明と木材を用いた空間が特徴で、2階のイベントスペース「精神」はウオールナット材とミニマルな照明を用いた落ち着いた空間とした。
グランドフロアのテイクアウトバーでは約16種類の茶ドリンクを提供する。香港の「鴛鴦(コーヒー+ミルクティー)」を現代風にアレンジした「Floating Dir-Tea(浮・鴛鴦)」シリーズは、茶をベースにしたオーツミルクの上にエスプレッソを注ぐことでできる層状の見た目が特徴。「重焙烏龍 Dir-Tea」(42香港ドル)「野薑花烏龍 Dir-Tea」(45香港ドル)など、異なる茶葉を使った4種類を提供する。香港の定番ドリンクのアイスレモンティーをアレンジした「會上●的凍檸茶(Ice Lemon Teaholic)」(38香港ドル)は、冬摘み鳳凰烏龍と炭焙鉄観音をブレンドした茶をベースに、インド産アムラ、レモン、カラマンシーなどを加えた。
ショップでは茶葉や茶器のほか、茶を使った焼き菓子やクッキー、茶の香りのお香やホームフレグランスなど、家庭でも茶文化を楽しめる商品を扱う。
1階のダイニングでは中国茶を料理の主役として取り入れたメニューを提供する。前菜には、マグロをジャスミン緑茶でマリネした「白蘭花茶漬呑拿魚」(98香港ドル)などを用意。主菜には初摘みの六堡熟茶と高麗人参を漬け込み煮込んだ「頭春六堡蔘香鶏」(半隻168香港ドル、全隻238香港ドル)、骨付きポークを10年熟成白茶で低温調理し焼き上げる「十年陳白茶慢煮豬鞍●」(218香港ドル)などを並べる。ジャスミン茶を使ったパンナコッタ「茉莉香片●凍・香料芒果醤」(48香港ドル)など、中国茶を使ったデザートも提供。茶をベースにしたカクテルや、茶師が選んだ希少な中国茶などもそろえる。
2階のイベントスペースでは、伝統的な茶会やティーカクテルのワークショップなど、さまざまな企画のイベントを開催していくという。
営業時間は、グランドフロア=10時~21時、1階=11時~21時。土曜・日曜・祝日は全フロア10時~21時。
●●=王へんに月、さんずいに名。●的=やまいだれに隠。鞍●=手へんに八。●凍=女へんに乃。