格安航空会社(LCC)「バニラエア」が11月2日、香港に就航する。9月10日、正式に発表した。
成田国際空港を拠点とし、冬季運航スケジュール期間中に向けて就航するもの。チケットは9月11日14時(日本時間)、同社ホームページで始める。運賃は、シンプルバニラが片道8,000円~、コミコミバニラが片道9,500円~(燃油サーチャージ込み)。
運航便数は就航時より2015年1月31日までは週3便、2月1日~20日は1日1便、2月21日~3月28日は1日2便と段階的に増便する。就航時~1月中の運航スケジュールは、火曜=成田7時50分発・香港11時50分着、木曜=成田9時45分発・香港13時45分着、日曜=成田9時10分発・香港13時10分着。1月1日~3月28日は、上記各曜日の出発時間のみ15分ずつ早まる便(到着予定は同上)に加え、2月1日より月曜=成田8時55分発・香港13時10分着、水曜・金曜=成田8時5分発・香港12時20分着、土曜=成田8時25分発・香港12時40分着を増便予定。2月21日からは上記に加え、成田夜出発便も追加され1日2便となり、水曜~日曜=20時55分発・香港翌1時15分着、月曜=成田21時発・香港翌1時15分着、火曜=成田20時55分発・香港翌1時35分着というスケジュールになっている。
戻り(香港→成田)は就航時より12月中は、火曜=香港12時45分発・成田17時40分着、木曜=香港14時45分発・成田19時30分着、日曜=香港14時10分発・成田19時5分着を基本とし、12時台~14時台に香港出発の便が中心。2月22日~3月28日は1日2便になるため、上記時間帯出発便に加え、金曜~日曜=香港・深夜2時発・成田、早朝6時45分着。火曜~木曜=香港・深夜2時20分発・成田、早朝7時5分着に設定した。
就航に際し、同社の石井知祥社長は「アジアを中心に訪日外国人数が堅調な伸びを見せ、香港ならびに台湾からの訪日客数が18カ月連続で各月の過去更新を更新するという追い風を感じつつ、両路線の就航をお知らせできることがうれしい」と話し、「成田国際空港を拠点に就航するのは日本のLCCとして当社が初となるため、新たな挑戦に今から気持ちが高鳴っている」とコメントを寄せる。
成田出発で香港に就航する便としては香港に一番早い到着時間となるため、観光客を中心とした利用客は香港での滞在時間を有効に使ったり、またその日のうちにアジア各都市への乗り継ぎもしやすくなったりする。同路線は現在の予定では3月28日までの運航予定。
併せて、同社は台湾・高雄への就航も発表し、両路線の就航により同社のネットワークは国際線4都市、国内線3都市になる。
スケジュール、料金の詳細は政府認可申請中。