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香港・中環にメルセデス・ベンツのレストラン F1のチャンピオンマシン展示も

レストランには、鈴鹿サーキットやモンテカルロ市街地コースを制した2014年のチャンピオンマシン「W05 Hybrid」を展示

レストランには、鈴鹿サーキットやモンテカルロ市街地コースを制した2014年のチャンピオンマシン「W05 Hybrid」を展示

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 中環(Central)に9月30日、ドイツの自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」が運営するレストラン&バー「Mercedes Me」(Shop C & D Entertainment Building, 30 Queen’s Road Central, Hong Kong Tel: 2895 7398)がソフトオープンした。

木材を使って仕上げた店内

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 2015年7月、羽田空港第2ターミナルにもオープンした同店。ハンブルグ、モスクワなどで展開し、今回裕福層を狙い香港に進出した。現在はディナーのみの営業で、10月26日からは朝食、昼食のサービスも始めるという。

 場所は中環で多くのレストランやバーが集中する蘭桂坊(Lan Kwai Fong)の入り口。ファッションブランドのコーチが高額の家賃のため退出した中環の旗艦店の向かいにある娯楽行(Entertainment Building)に出店。3800平方フィートの広々とした空間に86席を設ける。スタンディングは150人まで収容できる。

 店内でひときわ目立つのは、2014年にメルセデスF1チームが個人タイトルとチームタイトルのダブルタイトルを圧倒的な強さで獲得したF1マシン「W05 Hybrid」の展示。世界最速の車をサーキット以外で間近に見る事ができる。店内は木材をふんだんに使うことでぬくもりを感じさせる造りとなっている。メルセデスのシンボルマークである「スリーポインテッド・スター」が壁にあしらわれているほか、メルセデス・ベンツのさまざまな写真も飾られている。

 メルセデスは同店をプロモーションの場所として位置付けている事から、同レストランではファッションショー、F1レースの中継、展示会、コンサートなど各種イベントも開催する予定で、車ファン以外の人も楽しめるようになっている。同レストランの運営は、会員制バー「Stockton」や伝統的な広東料理をモダンな空間で提供する「Mott32」など、約10のレストランブランドを展開している「Maximal Concepts」。

 料理は、日本、スペインとペルー料理を中心に用意する。スペイン人シェフのエドガー(Edgar Sanuy)さんの叔父は東京のレストラン「小笠原伯爵邸」でミシュランを獲得しおり、料理人一家の出身。メニュー構成は、特別料理が4種類、生鮮が7種類、冷菜が6種類、温菜が8種類、グリルが4種類、デザートは2種類を用意する。

 「Organic 100% Grass Fed Steak Tartare」(210香港ドル)は、100%オーガニックのビーフステーキに特製タルタルソースをかける。「Sea Urchin」(210ドル)はオイスターリーフの上にウニを載せ、ポン酢で食べる。「Seafood Platter」(時価)は、オイスター、エビ、ロブスター、セビチェ(ペルーの海鮮料理)、イクラなどシーフードたっぷりの一品となっている。

 アルコール類は、ペルーのブドウ果汁が原料の蒸留酒「ピスコ(Pisco)」(120香港ドル)が人気という。日本では酒税上、ブランデーに分類され、色は無色に近く約40度のアルコール度数を誇る。ほかにもシェリー、ジン(各130香港ドル)など。

 営業時間は朝食=8時~11時、ランチ=12時~14時30分、ディナー=18時~22時30分。

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