食べる

中環の翠華餐庁旗艦店がリニューアル ピザやアフタヌーンティーも

ピザも新メニューとして登場した翠華餐庁

ピザも新メニューとして登場した翠華餐庁

  • 0

  •  

 日本人の間で「すいかレストラン」とも呼ばれ親しまれる「翠華餐庁(Tsui Wah Restaurant)」は12月11日、中環(Central)にある旗艦店(G-2/F, 15-19 Wellington Street, Central、Hong Kong、TEL 2525 6338)をリニューアルオープンした。

新メニューのアフタヌンティー

 同店は1998年にオープンし17年間同じ場所で展開してきたが、2カ月ほど前から大改修工事を行いリニューアルオープンにこぎ着けた。以前は、看板の白地に大きな緑色の字で「翠華餐庁(Tsui Wah Restaurant)」と書かれ、日本人観光客が大勢いたことをほうふつとさせるように「すいかレストラン」と看板にあることでも知られていた。新店は中華圏の文化を象徴するように金色に光り輝く外観で、内装は壁に白と木を使って茶色にするなど、落ち着いた雰囲気に仕上げた。席数は403席。

[広告]

 テーマを「なつかしの香港」とし、マス目が細かい緑色Pタイルやワイヤ入りのガラス窓とブラインドスタイルのガラス窓などを使う。ブルース・リーなどに代表される1960~90年代の香港人スターをモチーフに、かわいらしさのあるイラストが、メニュー、窓ガラス、ナプキンなど至る所に描かれているのも特徴。

 メニュー構成に大きな変更はないものの、再オープンに当たり「アフタヌーンティーセット」(198香港ドル、2人前)を新設。ソーセージパン、エビ入りワンタン、ブラウニー、マカロン、チョコレートコーティングしたイチゴなどを3層の皿に載せて提供する。お茶は紅茶だけではなく、茶餐庁らしく港式●茶(香港スタイルのミルクティー)からも選べる。サラミ、スモークサーモン、ツナまたはモッツァレラチーズ4種類のピザ(各98ドル)が新メニューとして登場した。

 同店は1967年に翠華冰室という中華スタイルのカフェとして旺角(Mongkok)西部の甘霖街(Kam Lam Street)で開業。1989年に新蒲崗(San Po Kong)に茶餐庁形式で初出店し、周辺は工場街のため食事する場所がそれほど多くないことから従業員に重宝された。その後、経営陣は会社を成長させるため、勤務中の禁煙、女性雇用、ユニホーム提供など、茶餐庁では行われなかったことを始める。社員教育も行い、日本の「5S活動」を手本に整理整頓や清掃などを徹底的に教えた。

 料理の値上げやインテリアに気を使うことで低価格路線から中価格帯にかじを切り、今回改装した旗艦店もその一環。中環というオフィス街だけではなく、歓楽街である蘭桂坊(Lan Kwai Fong)のそばという高額賃料の場所に「赤字覚悟で」出店を続けてきたという。

 現在では観光客がたくさん訪れ、西洋人も常連客として来店するようになった同店。2012年には香港証券取引所(HKEx)に上場し、現在、香港に36店、中国本土に22店、マカオに2店の計60店舗を展開している。
24時間営業。

●=女へんに乃。