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沖縄のステーキ店「88」が香港進出 ステーキが〆の沖縄文化を夜一本で勝負

沖縄のステーキ文化が香港に

沖縄のステーキ文化が香港に

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 沖縄のステーキ店「88」が11月11日、銅鑼湾のサークルプラザ(13/F., Circle Tower, 28 Tang Lung Street, Causeway Bay、TEL:3105 3129)にグランドオープンした。ステーキハウス88を展開する沖縄テクノクリエイトが、香港やシンガポールで長年レストランを展開してきたBRIDGESの又吉真由美社長と手を組み、中国の海南航空などを傘下に持つ海航グループ日本地区CEOの陳源さんも出資するなどして香港を皮切りにアジア展開を目指す。

新鮮な肉のため、あらゆる部位をすしで提供できる

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 日本食店が多く入居することで知られる同ビル内で、4人席を中心に58席を配置した。香港島で食べる和牛ステーキとしては「最安値」を目指した単価で提供するが、これは沖縄で10店を経営する中で、牛を一頭買いし、無駄な部位がないように使い尽くすシステムが背景にあるという。一頭買いは香港でも継続して取り組む予定で、現在は「鹿児島和牛」を使うが、沖縄の「もとぶ牛」や直行便が飛んでいる「石垣牛」なども展開する予定だ。

 シグネチャーメニュー「88ファイヤーステーキ」(150グラム、288香港ドル)は赤身の多い部位を使う。元々、沖縄のステーキ文化は量を食べるため、霜降りのような脂っぽい肉ではなく、しっかりと締まった赤身肉を食べる傾向にあるという。ほかにサーロインステーキ(同)、リブロースステーキ(388香港ドル)など。ステーキだけでなく、和牛100%のハンバーグステーキ(150グラム、168香港ドル)、赤身、サーロイン、鶏もも、ベーコンなどの盛り合わせのプラッター(328香港ドル)なども用意する。

 新鮮な和牛を使うため、和牛ユッケ(98香港ドル)や、「大トロ」「赤身」「刺しトロ」などの和牛ずしに加え、「ローストビーフ」すしは内もものあたりの肉を使い、58.5度で4時間30分低温調理を施したものを使う。赤身はしんしんを使い、柔らかい食感を楽しむことができる。トロはとも三角を使い、単品のほかに香港らしさを出した「和牛ウニいくらトロ巻き」(58香港ドル)なども並べた。

 サラダも「和牛焼きしゃぶサラダ」「ローストビーフサラダ」(同128香港ドル)のほか、ローストビーフ丼は和風に仕上げている。

 営業時間は18時~翌2時。今後、台湾や中国、シンガポール、タイへも店舗を広げる予定で、今後10年で88店、年間100億円の売上高を目指す。

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