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香港で鹿児島県が交流会議 5つ星ホテルに食材アピール、香港便も増便へ

最終日の8日は、ワールドミレニアムホテルで知事主催のレセプションを行い、交流会議を締めくくった

最終日の8日は、ワールドミレニアムホテルで知事主催のレセプションを行い、交流会議を締めくくった

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 塩田康一知事を筆頭とした鹿児島県、県議会および経済団体代表者が11月6日~9日の4日間、香港を訪れ、アジア地域における国際ビジネスの拠点となっている香港との相互の協議を図る「第24回鹿児島・香港交流会議」を開催した。

観光部門は旅行会社に向けて説明会や商談会を開催

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 鹿児島県は日本の各地自体の中でもとりわけ古くから香港との交流を築いてきた県の一つ。香港にも80年代から県事務所を置くなどして、持続的な交流を深めてきた。都道府県の一つが香港政府とこのような交流を続けてきたことは希少で、昭和55(1980)年に 鹿児島で第1回交流会議を開催して以来、2年ごとに交互の地で当会議を開催している。同会議では香港の政府関係者及び各分野の代表者と経済、観光、芸術、文化、青少年など幅広い分野について意見交換を行った。今後も引き続き交流を続け、次回の交流会議は2年後に鹿児島で開催することを合意した。

 訪問団は7日、現在鹿児島に就航をしている香港航空を訪れた。今年3月30日に鹿児島-香港線が就航10周年を迎えたことから、これまでの継続的な運航や3月の運航再開について謝意を伝えるとともに,増便や機材の大型化等の要望も行った。その現場で、香港航空より増便が伝えられ、月曜を増便し、現在の水曜・金曜・日曜と合わせ週4往復運航することになる。しかし、かつて香港にはコロナ禍前、最大週14便の鹿児島直行便があった時代もあり、ビジネス関係者だけでなく多くの香港人が観光目的でも鹿児島を訪れてきたことから、さらなる増便も期待されている。8日には、ニューワールドミレニアム香港で、現地旅行会社に対して観光セミナー・商談会も実施した。

 食の部分でもこれまでと変わらない香港との連携を図っていく。香港では特に5つ星ホテルでの鹿児島食材の採用に照準を定め、アイランド・シャングリ・ラ ホテル内の日本料理「なだ万」で「鹿児島フェア」を実施。鹿児島和牛や鹿児島本格焼酎は継続的に使っていくことを確認すると同時に、サツマイモや小松菜などの農産物、ブリやウナギ、ツキヒ貝などの水産物、黒酢などの加工品などを使った特別メニューを今月30日まで提供する。

 加えて、中環のマンダリンオリエンタル香港では、「鹿児島焼酎の旅 2024」と題して、焼酎カクテルやさつま揚げ、焼き鳥などのつまみも提供。一般に向けた展開として、香港の高級すしチェーン「千両寿司(ずし)」17店舗で来年以降、継続的に鹿児島県産品を使ったメニューの提供やクロマグロの解体ショーなども行い、県産水産物等の輸出拡大を図る。

 8日夜はニューワールドミレニアムホテルで、香港政府関係者、香港と鹿児島県内経済・観光関係、報道関係者や香港で鹿児島に関わる人ら150人を集め、和牛やブリなど、鹿児島県産の食材を使った料理なども振る舞う知事主催レセプションを開催して交流を深めた。一行は全てのプログラムを終え、9日、香港を離れた。

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