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和紙を使った岡山デニム、仏ブランド「CHEVIGNON」香港3店舗で限定販売

香港でも人気の岡山ジーンズ、フランスのファッションブランドが新商品コラボを香港で販売

香港でも人気の岡山ジーンズ、フランスのファッションブランドが新商品コラボを香港で販売

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 香港にあるフランスのファッションブランド「CHEVIGNON(シェビニオン)」の3店舗で3月13日、日本人デザイナーHiro Yoshikawaさんが手掛けた和紙を使ったデニム「WASHI」とコラボした岡山デニムの販売が数量限定で始まった。

フランスファッションブランド「CHEVIGNON」香港店舗の外観

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 シェビニオンは1979年に創立され、今年で創立40年を迎える。「高品質な」デニム、レザーウエアで世界的に知られている香港でも人気のブランド。Yoshikawaさんは400年続く酒蔵の17代目の次男として生まれた。大学卒業後、アパレル会社に就職し香港に駐在。在住歴は30年以上を誇る。中国工場で生産管理などを行うほか、岡山の洗い加工大手の洗い工場でも働き、60以上のブランドに携わってきた。

 岡山を代表する「岡山デニム」は香港でも人気がある。倉敷市児島地区が国産ジーンズの発祥地で、「児島ジーンズストリート」は観光スポットになっている。ジーンズの聖地といえる場所にも、香港から直行便もあるため、多くの香港人が訪れている。「BIG JOHN」「Bobson」「桃太郎」「JAPAN BLUE JEANS」などの有名デニムブランドは全て岡山で生まれた。今回、シェビニオンとのコラボで販売される商品も岡山で生産されたものだ。

 Yoshikawaさんはアパレル業界で働きながら7年の時間をかけて、和紙でできた糸「和紙糸」を開発した。縦糸はコットン、横糸に和紙糸を使ったデニムを生み出し「WASHI」のブランドで2010年、販売を始めた。和紙は耐久性が心配になるが、テストを繰り返しコットンよりも強い生地だと商品化に結び付いた。加えて、軽量で速乾性があり、抗菌であるほか、夏は涼しく、冬は温かくする機能も備えるという。夏は高温多湿で、冬は暖房設備がしっかりしていないため体感温度が寒い香港であることから、和紙糸が入った商品は、まさに香港市場にマッチしていることも香港での販売の大きな理由になっている。

 販売するのは、ジーンズ7本とジャケット1種の8アイテム。「日本和紙牛仔(CHEVIGNON x WASHI Jeans, Slim Straight:824246)」(2,790香港ドル)、「日本和紙雙紗藍染布邊牛仔(CHEVIGNON x WASHI Double Indigo Dyed Selvedge Jeans, Regular Taper:824248)」(3,790香港ドル)、「日本和紙布邊牛仔(CHEVIGNON x WASHI Selvedge Jeans, Regular Taper:824252)」(4,990香港ドル)などをラインアップ。ジャケット「日本和紙布邊牛仔褸(CHEVIGNON x WASHI Selvedge Jeans:821097)」は4,990香港ドルに設定した。

 商品は、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の海港城(Harbour City)、旺角(Mong Kok)の朗豪坊(Langham Place)、銅鑼湾(Causeway Bay)のそごうにあるシェビニオンの店のみで扱っている。

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