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卓球「香港オープン」開催へ 日本からも五輪メダル候補がエントリー

日本からエントリー予定の石川佳純選手(写真提供:NittakuNews)

日本からエントリー予定の石川佳純選手(写真提供:NittakuNews)

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 卓球の国際大会「香港オープン」が6月4日~9日、香港島の伊利沙伯体育館(Queen Elizabeth Stadium)で開催される。日本選手は男子が張本智和選手、女性は石川佳純選手、伊藤美誠選手など2020年の東京五輪でメダルを狙う選手がエントリーしている。

 かつての日本は1950~70年代、荻村伊智朗選手、小野誠治選手、松崎キミ代選手など世界選手権で優勝者を多数輩出。しかし、1980年代に入ると中国の台頭と入れ替わるように日本の衰退が始まった。1988年のソウル五輪で卓球が正式種目になったが、日本代表は銀と銅はあるがまだ金メダリストは出ていない。

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 日本卓球協会は1980年代、子どもの育成に力を入れた強化策を実施し、福原愛などを輩出した。2008年には文部科学省のバックアップの下、日本オリンピック委員会(JOC)が「JOCエリートアカデミー」を創設したほか、東京都北区にあるナショナルトレーニングセンターの開設で科学的なトレーニングもできるようになど、長年取り組んできた育成策が実ってきた。1980年代に世界卓球選手権を制した中国人、何智麗選手が日本字男性と結婚し、1990年代初頭に小山ちれとして日本に居を構えた。日本の卓球関係者は世界レベルの卓球を学ぶことができたほか、対戦相手としては日本人選手の大きな壁にもなり、小山選手を目標とすることができたことも日本の卓球界の底上げに大きな役割を果たした。

 今大会には男子126人、女子98人がエントリーした。日本からは男子は世界ランク4位の張本智和選手、12位の丹羽考希選手、13位の水谷隼選手、26位の上田仁選手、28位の吉村真晴選手、33位の森薗政崇選手の6人が参戦。女子は6位の石川佳純選手、7位の伊藤美誠選手、9位の平野美宇選手、13位の芝田沙季選手、14位の佐藤瞳選手、22位の加藤美優選手の6人が参加する予定になっている。卓球王国の中国からは男子は2位の林高遠選手、6位の梁靖崑選手らが出場する。一方、世界ランク1~5位を占める中国女子選手ら参戦せず、香港から世界ランク11位で、日本のクラブチーム木下アビエル神奈川に所属している杜凱栞選手が出場。日本の女子選手はトーナメント戦で上位シードに割り当てられ、優勝も期待されることになる。

 今回、国内で長年卓球を支えきたJA全農は初めて「香港オープン」にも協賛する。香港内の焼き肉店で懇親会を開いたり、大会期間中は毎日おにぎりを選手に届け、食の面でもサポートしたい考えだ。一般来場者にも大会プログラムの指定のQRコードからアクセスすることで、香港内に展開するおにぎり店「華御結」でのおにぎりを試食できる機会を用意し、香港市民へも日本の食育の一環として日本米を楽しむ機会を設けた。

 大会はシングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目が行われる。シングルスは7ゲーム制の4ゲーム先取、両ダブルスは5ゲーム制の3ゲーム先取となる。賞金総額は17万5,000米ドルで、シングルスの優勝者は1万8,600米ドル、両ダブルスは6,500米ドル。チケットは城市電脳售票網(URBTIX)で販売する。料金は、予選が行われる6月4日・5日は無料。6日からの本戦からは有料となり、最も安いのが75香港ドルで、最も高いのは決勝が行われる6月9日の220香港ドルに設定されている。

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