香港の最高級ホテルの一つ、ザ・ペニンシュラ(Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong TEL 2920 2888)のグランドフロアにある「The Lobby」で6月1日、アメリカの高級宝飾ブランド「ハリー・ウィンストン」と期間限定のアフタヌーンティーのコラボが始まる。
ペニンシュラは、2016年6月に「ティファニー」、2019年2月に「ブルガリ」とのアフタヌーンティーのコラボ実績がある。今回はティファニーと並ぶアメリカの最高級宝飾ブランドでセレブ御用達ともいえる「ハリー・ウィンストン」とタッグを組んでアフタヌーンティーを提供する。
今回、ハリー・ウィンストンは「Winston Garden at The Peninsula」と題してアフタヌーンティーを提供するが、上海と北京のペニンシュラでも同じコラボを実現した。同ブランドは数多くのジュエリーコレクションを展開しているが、その中でも「Forget-Me-Not」「Lotus Cluster」「Lily Cluster」「Sunflower」の4つをイメージしたアフタヌーンティーを創作している。全体の色味には、ハリー・ウィンストンのシグネチャーブルーのモチーフを反映させている。
「Sunflower」は、ヒマワリからイメージしたマンゴークリームを使うマンゴーロール、「Lily Cluster collection」からはバニラクリームのブルーショットブレッド、「Forget-Me-Not」からインスパイアされた口溶け豊かなラズベリー味のマカロンなど、それぞれのコレクションに合わせてメニュー化した。これらに加え、定番のスコーンやスモークサーモンなどが3段の皿に載せられて運ばれてくるうえ、この食器やナプキンなども同ブランド専用にデザインされたものが使われる。
香港では「アニエスベー」「ヴィヴィアン・ウェストウッド」がカフェを構えたり、多くのファッションブランドが「ライフスタイルブランド」を標榜したりするのは、ECサイトに客が流れるため売上の減少を補完するためだ。飲食業は参入障壁が低く進出しやすい上に、高級感を演出することで自ブランドとの親和性がより高まる理由もある。高級ブランドがペニンシュラでアフタヌーンティーを展開することは、リスクはほぼないに等しい理にかなったビジネスといえ、ペニンシュラとしてもブランドと一緒にすることで新規顧客の開拓につながる。
今回のアフタヌーンティー利用客にはアーケード内の店舗でディースプーンの特別ギフトを進呈。アフタヌーンティーの提供は14時~18時。価格は、1人用=398香港ドル、2人用=718香港ドル。7月31日まで。