12月も半ば迎え、香港ではクリスマス、新年、旧正月とイベントが2020年の1月下旬まで続く。香港のレストランやホテル内でのレストランではクリスマスディナーや大みそかのディナーを提供している。
逃亡犯条例改正案の影響で小売業の売り上げが顕著に落ち込んでいる。香港政府統計処が12月2日に発表した2019年10月の小売統計によると小売業の総売上高は前年同期比24.3%減の301憶香港ドル(速報値)であることがわかった。単月での減少幅は過去最大の数字となっている。
香港はクリスマスシーズン皮切りに旧正月までの期間は小売業にとってまさにかき入れ時だが、デモの影響があってもプロモーションを積極的にすることで少しでも売上減少を抑えたいというのが本音。
ザ・ペニンシュラにあるフランス料理店「Gaddi’s」ではクリスマス・イブ、クリスマス、ボクシングデー、大みそか、元日の5日間、通常のコースとベジタリアン向けのコースを用意している(1,388~4,888香港ドル)。日によってメニューは異なるが、クリスマス・イブでは、フォアグラのテリーヌ「Foie Gras Terrine」、スモークしたロブスター「Brittany Lobster」、鹿児島産牛肉のステーキ「Kagoshima Beef Fillet」などがある。
マンダリンオリエンタル・ホテルでもクリスマス・イブ、クリスマス、ボクシングデー、12月27~30日、大みそか、元日に特別料理をそろえる。同ホテルを代表する「Clipper Lounge」ではランチビュッフェ、アフタヌーンティー、ディナービュッフェの3つの時間帯から選べる(388香港ドル~1,688香港ドル)。ほかにも「The Chinnery」「文華庁(Man Wah)」「Pierre」などでも同じように特別メニューを用意しており、同ホテルの場合は料理の種類、予算、時間に幅広く対応している。
セントラルにある中華料理「都●利會館(Duddell’s)」でもクリスマス&ニューイヤーズ・イブ・セットが楽しめる(両日共通料理で1,688香港ドル)。炒めたエビ、チーズとカニ子を載せたトーストの「蟹●芝士蝦多士(Pan-fried shrimp toast, cheese, crab roe)」、A4の宮崎牛を使った「三色筍爆宮崎 A4 和牛(Fried Miyazaki A4 wagyu beef, asparagus, carrot, yellow carrot)」、トリュフ、エッグホワイト、カニを使ったチャーハン「鮮蟹肉松露蛋白炒飯(Fried rice, black truffle, egg white, Fresh Crab Meat)」など8品を提供する。
蘭桂坊(Lan Kwai Fong)にあるステーキハウス「Porter House」は12月24日・25日に5品から成るクリスマスディナー(888香港ドル)と大みそかに6種類から成るディナー(888香港ドル)がある。大みそかで見ると、ラズベリージャムと食べるフォアグラ「Foie Gras Profiteroles」、和牛のサーロインステーキ「Valley” Wagyu Striploin」炒めたシーバスに白トリュフが付く「Pan-Fried Line Catch Seabass」など。
香港大手の飲食グループ「Cafe Deco Group」では傘下のレストランで特別料理を用意。イタリアンレストランの「Cafe Deco Pizzeria」では「Christmas Turkey Pizza」(158香港ドル)を販売。七面鳥の胸肉、ハム、モッツァレラチーズ、チェストナッツ、芽キャベツが載せられたピザ。ドイツ料理店「Beerliner German Bar & Restaurant」は「Christmas Platter」(3~4人用、438 香港ドル)を用意した。じっくり焼き上げた鶏の足、パスタ、七面鳥のソーセージなどをそろえる。
都●利=父かんむりに多。蟹●=米へんに子