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香港にミシュラン星のすき焼き店「日山」 ビクトリアハーバーを望むモダンな内装に

香港に進出した人形町のすき焼き「日山」

香港に進出した人形町のすき焼き「日山」

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 9年連続でミシュラン星を獲得しているすき焼き店「日山」(東京中央区)が1月11日、香港のハーバーシティ・オーシャンターミナル(Shop OTE302, 3/F, Ocean Terminal, Harbour City, 3-27 Canton Road, Tsim Sha Tsui TEL 2885 3203)に香港進出し、ソフトオープンしてからちょうど2カ月目を迎えた。香港店は現地パートナーが運営する。

日本と異なる趣きで仕上げた香港店の様子

 1912(大正元)年創業の東京・人形町にある風格ある店舗は赤いじゅうたんが敷かれ格式高い木造の建物だが、香港はビクトリアハーバーが望め、内装もモダンに仕上げた。自然に囲まれた伝統的な日本の邸宅に着想を得たという店舗は、入り口に竹の小道を演出するなどして、「都会の喧騒(けんそう)から隔絶された空間」に仕上げたという。6人~12人の各サイズの個室3室を用意している。香港にも日本からもスタッフを送り込み、基本を変えずに「おいしい和牛を世界に広めていきたい。日本の店で使えるレベルのものを同様に提供したい」と日山の村上宗郎社長は話す。

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 同社は、岩手・山形を中心に東北の肉を扱う小売りでもありサプライヤーでもあるため、肉の質にこだわり、また、その目を通した和牛を香港でも提供できる。同店が味の決め手として大切にするものは、肉、割り下、卵、白滝で、これらは日本から空輸して運ぶ。肉は割り下に負けないようなしっかりとした味で、白滝は人形町で作られるすこし固めのものを使うが、味が濃い肉と割り下をよく吸い、「味わい豊かになる」という。酒にもこだわり、新潟南魚沼の青木酒造で造ったオリジナルの酒を香港でも提供する。

 メインのすき焼きは、松(988香港ドル/1人)、竹(688香港ドル/1人)、梅(488香港ドル/1人)の3つのすき焼きセットを用意。それぞれ、前菜として和牛の煮凝り、サラダ、和牛たたきロール、野菜とメインのすき焼き、マイタケと桜エビのご飯またはうどん、デザートがコースになっている。松には、刺し身として、このほか和牛のタルタルやウニ、トロ、ボタンエビの刺し身、アワビの煮物や焼き物としてホタテなどが追加される。コースにより、肉のグレードにも差があり、松はA5黒毛和牛リブロース2枚、竹は黒毛和牛サーロイン2枚、梅は国産和牛サーロイン2枚を提供。追加肉は1枚から、野菜は盛り合わせでオーダーできる。しゃぶしゃぶも同じように3コースがあるほか、アラカルトでオーダーできるメニューもある。

 ランチは、広く日本産和牛や豚を楽しむことができるコースを中心に、「アグー豚の西京焼き」(208香港ドル)、華味鶏のひれステーキ(228香港ドル)、朴葉味噌の和牛サーロインステーキ(358香港ドル)、リブロースのA5黒毛和牛すき焼き(140グラム)などが、先付け、前菜、蒸し物、漬物にキノコご飯と豚汁なども併せて提供する。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~23時。