アジアの屋台フードのスペシャリストとして知られるオーストラリア出身でバリ島の人気レストランのシェフとして知られる、ウィル・メイリックさんによる東南アジア料理レストラン「Monsoon」(Shop 1045,1/F ELEMENTS, 1 Austin Road West, Tsim Sha Tsui, Hong Kong TEL: 2511 0100 )が8月26日、九龍駅のモール「エレメンツ」内にオープンした。
籐(とう)と緑を基調とした店内は東南アジアをほうふつとさせる
店名の「モンスーン」は、東南アジアの季節雨のこと。日中突然降るこの雨をしのぐため道端の店でスープ麺を食べたり、雨がやむのを待つため束の間の休憩を手にしたノスタルジックな思い出を蘇らせたりするほか、豊穣をもたらし、国境を越えて東南アジアにポジティブさをもたらすものとして「Monsoon」と名付けた。店内も東南アジア一色で、100席を設けた店内は森をイメージしたグリーンに籐(とう)を店内随所に取り入れている。
オーナーのウィルさんは「アジアのベストレストラン50」に選ばれた東南アジア料理を提供するファインダイニング「Sarong」、フュージョン料理「Mama San」、居酒屋コンセプトを取り入れた「Billy Ho」など、バリ島で数々の人気レストランを展開する有名シェフ。バリ島の人気レストラン同様、同店ではモダンにアレンジした東南アジアの伝統料理を提供する。
「Salmon Amok」はサーモン、タイ・バジル、レモングラス、レッドカレーとココナツクリームで作るカンボジアの伝統料理に、タイ料理に欠かせない調味料、ナムプラープリックをドレッシングに使って仕上げた。東南アジアを代表する白身魚バラマンディはグリルした後、「ジャングルカレー」でマリネしバナナの葉で包んで提供。酸味が利いたピリ辛のナムジムソースを添え、ニンニクしょうゆとスパイスを利かせたタレにマリネしてからグリルしたキング・プローンなどの東南アジアを代表するシーフード・メニューから、柔らかくなるまで手間暇かけたインドネシアの肉の煮込み料理「Rendang」、「Chicken Green Curry」を含むカレー類、麺類まで幅広い。
レモングラスのパンナコッタやベトナムのコーヒーグラニタにクリームキャラメルを合わせた「Kampung Snicker」、タイ料理の定番であるもち米とマンゴーのデザートやアジアのハーブ類を使ったカクテル類も豊富に豊富する。同店のキッチンを仕切るのはウィルさんの下で長年働いてきたインドネシア出身のゲデ・ブディアナさん。「Sarong」のオープニングスタッフとしても活躍し、同店ではヘッドシェフを任されている。
平日のランチタイムはのランチセット(148香港ドル~)のほか、タイアイスティーの飲み放題(18香港ドル)を提供する。
営業時間は11時~23時。