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毎年恒例の移動遊園地が大型スクリーンの「The Grounds」に 新型コロナでスタイルを変更

会場のイメージ。カップルや友人、ファミリーごとに区画を用意し、映画やプログラムなどを楽しむ

会場のイメージ。カップルや友人、ファミリーごとに区画を用意し、映画やプログラムなどを楽しむ

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 毎年年末から旧正月にかけて行われる中環(Central)の移動式遊園地「グレート・ヨーロピアン・カーニバル」がさまざまなパフォーマンスを屋外の大型スクリーンで観戦する「The Grounds at AIA Vitality Park」に変更して11月6日、映画「トップガン」の放映を皮切りにスタートする。

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 中環にあるフェリー10号ふ頭そばにある大観覧車「香港摩天輪(Hong Kong Observation Wheel)」の周りにある中環海濱活動空間(Central Harbourfront Event Space)を利用して2014年から毎年、グレート・ヨーロピアン・カーニバルが行われてきた。しかし、新型肺炎が世界的に拡大し、密になる遊園地は感染リスクを高めることから開催を断念。新しい形でイベントを行うこととなった。

 今回の「The Grounds」は、芝の上に2.5メートル×2.5メートルの柵で囲われた「Pod」と呼ばれるプライベート空間(2人用と4人用、計100人分)と、大型LEDスクリーンと舞台を特設。テーブル、椅子、ランプを設置したPodから各種プログラムを観賞する。昨年のラグビーワールドカップ開催時に「Fan Zone」を設け、大型スクリーンを見ながらファンが盛りあがった、今回は、それを応用した形で開く。

 イベントは、カナダ・バンクーバー発の衣料品ブランド「lululemon」主催のヨガ教室、ラグビーのオーストラリアとニュージーランドの試合の中継、マイケル・J・フォックス主演の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」や「モンスターズ・インク」などの映画上映、「Hong Kong Living’s Dining Awards」授賞式、香港人アーティストが参加する音楽祭「BOUNCE」などが決まっている。

 新型コロナウイルス対策として、プライベート空間同士の距離は1.5メートルを保ち、チケット購入時には健康についての質問があり、会場に入る時はマスク着用義務と検温を行う。入り口と出口には消毒液を用意し、イベントが終わると消毒作業を行う。

 非接触を目指すため飲食はブースの設置は見送り、中環のフードコート「Basehall」と提携し、こちらに注文する形を取った。スマートフォンで注文し、店側が会場にデリバリーする。

 開放時間は11時~23時が基本だが、演目により変更になるものもある。今回は19時開演が多く、その場合は17時から開放予定。主催者側では屋外であるため、雨が降る可能性がある場合は傘の携行や気温を考慮してブランケット的なものの持参を呼び掛けている。終了期間はまだ確定していないがイベントが今後も追加予定(木曜に最新情報を更新)。12月までを予定する。

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