香港銅鑼湾のアップルストア近くに3月31日、「Kit Kat Chocolatory Pop-Up Store(キットカットショコラトリー)」(54 Yun Ping Road, Causeway Bay, Hong Kong)が期間限定でオープンした。
キットカットショコラトリーは、「キットカット製品を開発するためのチョコレート・ラボラトリーとして、様々な体験を通して幅広い世代をターゲットに、プレミアムチョコレートの製造過程や魅力を感じてもらおう」と生まれたキットカットの専門店。2014年、銀座に1号店がオープンした後、国内では現在、渋谷、池袋、大阪伊丹空港など6店舗を展開している。香港店も日本同様、東京・世田谷「ル パティシエ タカギ」のオーナーシェフ、高木康政さんが全面的に監修している。
香港では14種類を販売し、日本とほぼ同じ価格帯に設定した。コンパクトにまとまった店内の中央に各種チョコレートバーが積まれ、自分で好きなフレーバーを選びながら自分用・ギフト用にボックスに詰めてもらえる。カカオ分66%のクーベルチュールチョコレートを使った、開業当初からの看板商品「ビター」(22香港ドル)は、ガーナ産、マダガスカル産、ドミニカ共和国産 3種のカカオ豆を独自ブレンドし、「カカオ本来の酸味と苦味がありつつ、果実味を表現している」という。
火山島で育まれた希少なカカオから作られたボルカニックシリーズはバヌアツ、パプアニューギニア、フィリピンの3種があるほか、「ユズの香りが際立ち、爽やかなかんきつ系の香りをカカオのコクが引き立てる」という「ゆず」、独特の酸味が特徴の「パッションフルーツ」(以上26香港ドル)、高級玉露を使った「抹茶」(22香港ドル)のほか、「カシス」「ラズベリー」(以上26香港ドル)などを販売する。
チョコレートバーを1個でも購入すると、カカオ豆キャンバスバッグ(29香港ドル)や大火山キャンバスバッグ(39香港ドル)も購入できる(無くなり次第終了)。チョコレートバー5本以上を購入し、38香港ドルを追加すると、東京を拠点とするアーティスト岡村優太さんがデザインした特別仕様のセラミックカップと木製プレートのセットを購入できる。和菓子の盛り付けにヒントを得たデザインは、いれたてのコーヒーと一緒に同商品を楽しむ際に「日本の伝統的な雰囲気を醸し出すことができるもの」として用意したという。さらに100香港ドル以上のチョコレート購入客にはコーヒーを無料で提供する。
営業時間は11時~21時。5月2日まで。香港内「City’super」4店舗、「LOG-ON」9店舗、TASTEフェスティバルウォーク店、ネスレのEショップでも取り扱う。