香港地下鉄MTRは9月23日、香港駅と奧運駅で東京オリンピックの写真展「東奧『動』人時刻」をスタートした。香港駅は中環と香港駅をつなぐ通路、地下鉄C入り口付近、奧運駅は、コンコース(入口C、D、E付近のゲートエリア外)に設置している。
香港代表は、香港代表もオリンピックでは、張家朗選手がフェンシング、フルーレで金メダルを獲得したことを筆頭に金1、銀2、銅3の計6個のメダルを獲得。パラリンピックでは、バトミントン、卓球、ボッチャで、銀2、銅3の計5個を獲得し、香港史上初の快挙となった。
香港駅に飾る写真は全部で36枚。オフィシャルサイトや多くの新聞などで掲載された各選手の写真に加え、水泳の100メートルと200メートル自由形で銀メダルに輝いたSiobhan Bernadette Haughey選手を仲間たちが囲んで勝利をたたえる様子や、男子フェンシングで金メダルを獲得した張家朗選手とKOENIG Gregory Andre Mauriceコーチの試合後の表情など、今回初めて披露された写真も並ぶ。
香港では、1996年のアトランタオリンピックで李麗珊(リー・ライシャン)選手が香港初の金メダルを獲得したことを記念し、開業前の仮称は駅の所在地からの「大角咀(Tai Kok Tsui)」だったものを正式駅名を「奥運」と決定した経緯があるほど、メダルを獲得することが特別なことだった背景がある。
23日に開催された写真展のオープニングセレモニーには、パラリンピックバドミントン男子SH6シングルス銀メダルの朱文佳さん、卓球団体戦銅メダルの蘇慧音さん、卓球女子TT11シングルス銅メダルの王??さん、ボッチャ混合BC3ダブルス4位の何宛淇さん、女子20キロ競歩の程小雅さんが出席した。
香港のアスリートへのサポートとして、メダリストには生涯乗り放題の鉄道チケットを、両大会に出場した選手には、1年間乗り放題の列車チケットが贈られた。
MTR社の歐陽伯權会長は「先日のオリンピック・パラリンピックでの香港選手の素晴らしい活躍は、香港の人々を魅了した。彼らの忍耐力と諦めない精神は、私たちにインスピレーションとモチベーションを与えてくれる」と話し、「MTR社は長年にわたり、さまざまな面で地元のアスリートを支援してきた。2013年からは香港のスポーツ連盟やオリンピック委員会と協力し、『香港アスリートキャリア&エデュケーションプログラム』を通じて、引き続き引退したアスリートや引退予定のアスリートにライフスキルトレーニングを提供していきたい」と続けた。
10月24日まで。