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香港の「ル・メリディアン」改装オープン レストランから開業、ホテルで水耕栽培も

ホテル内に4つのレストランがオープン

ホテル内に4つのレストランがオープン

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 香港島の南にあり、改装していたサイバーポートのホテル「Le Méridien Hong Kong Cyberport(ル・メリディアン)」(100 Cyberport Road, Hong Kong)に5月半ば、4つのレストランが誕生した。同エリアでは唯一の5つ星ホテルとして再スタートを切った。

広東料理を提供する「Nam Fong(南坊)」

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 ロビーにある水耕栽培のエリアは、ホテルのサステナビリティーへの取り組みの一環で、全てのレストランで使うマイクログリーンや新鮮なハーブを育てている。

 同ホテルは全面的に改装し、自然素材とダークな色調のコントラストで、シックでモダンなライフスタイルホテルに仕上げた。天然素材に重点を置きながら、ダークなデザインが特徴。広い客室とスイートルーム、4つの個性的なダイニングに加え、時代に合わせ、ペットフレンドリーな環境を用意した。

 「レストラン、ジム、プールをはじめ、間もなくリニューアルオープンを迎えられ、うれしい」と総支配人のピエール・アントワーヌ・ペニコー(Pierre-Antoine Penicaud)さんはコメントを寄せる。今後、夏までに、170室の新しいコンテンポラリー調の客室とスイートルームの提供がスタートする。

 創作広東料理を提供する「Nam Fong(南坊)」は、李家●(ボスコ・リ)シェフが率いるレストランで、李シェフと彼のチームが地元の新鮮な食材と伝統的な調理法を使った広東料理を提供する。シグネチャーメニューの一つは点心で、3色が特徴の「南方蝦仁餃」や、キノコを使いモチモチした点心「野菌素鹹水角」、色鮮やかなスープに浸したハタハタ蒸し「招牌酸菜沸騰星斑球」などを用意した。

 ほかにも3つのレストランがオープンしたが、「Southside Bistro(サウスサイド・ビストロ)」は、クラシックなヨーロッパ料理とモダンなアジア太平洋地域の料理、世界の人気料理が融合したコンテンポラリーなオールデイダイニングで、朝食ビュッフェをはじめ、平日ランチタイムにはサラダバーとヌードルコーナーも充実させ、その後はアフタヌーンティーセットセットを提供する。週末のビュッフェとブランチ、毎日のハッピーアワー、アラカルトメニューもそろえた。パスタ、ピザ、ビーガンやベジタリアン向けのメニューも用意。定番のフレンチオニオンスープ、オーストラリア産和牛のグリル、赤身のうまみが味わえる「ピッカーニャステーキ」、自家製チミチュリやホームメードオニオン添えなどが人気だという。ペット同伴可能なテラス席もあり、緑に囲まれた静かな環境で食事を楽しむことができる。

 最後にオープンした居酒屋「Umami」は、日本の伝統的な料理と新鮮な魚介類を提供する。日本から取り寄せた新鮮な魚介類を使った料理や、「アマダイの自家製ソース焼き」をはじめ、鹿児島県産和牛のすき焼きなども看板メニューとする。2人の酒ソムリエが専門的な知識を提供するだけでなく、ペットと一緒に入れる屋外日本庭園も備えたという。

 同ホテルのシンボルともなる「Latitude 22(ラティチュード22)」は、多目的なシグネチャーバー&ラウンジで、日替わりで内装や雰囲気が変わるという。日中は、コーヒーハウスとして、ローズ、ラズベリー、リキュールなどを使ったケーキも用意。夜はカクテルとワインを楽しめるバーへと変身し、サーモンのカルパッチョなどのプチプレートも提供する。

 ●=金へんに延。

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