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香港ウオーターワールド横にフラトン系リゾートホテル

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 昨年9月にオープンした「香港海洋公園水上樂園(Water World, Ocean Park Hong Kong)」そばに7月18日、リゾートホテル「香港富麗敦海洋公園酒店(The Fullerton Ocean Park Hotel Hong Kong)」(3 Ocean Drive, Aberdeen, Hong Kong TEL 2166 7388)がソフトオープンした。

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 経営は香港の大手デベロッパー「信和集団(Sino Land)」で、フラトンの本社はシンガポールにある。1928年に完成したシンガポール政府の庁舎があり、そこは郵便局などいくつかの政府機関の合同庁舎として使われていた。1942年、当時のシンガポールのシェントン・トーマス総督が日本軍との最後の戦いをここで行ったところでもある。日本軍が関係し、歴史のある建物、現在は最高級ホテルという意味では、ザ・ペニンシュラと共通する点がいくつかある。

 この庁舎は1996年に郵便局としての役割を終え、再開発する運びとなった。その権利を取得したのが信和集団で、2001年1月1日に最高級ホテル「ザ・フラトン・ホテル・シンガポール」として開業。フラトンは現在、シンガポールに2軒、シドニーに1軒を展開し、4軒目となるのがフラトン・オーシャン・パーク。フラトンは、世界80カ国・地域、650のホテル・独立系高級ホテル&リゾート企業加盟するプリファード・ホテル・グループに入っている。

 香港企業がシンガポールで展開してきたブランドを香港に「逆輸入」する形となったフラトン・オーシャン・パークだが、信和集団にとっても地元香港でのホテルをオープンするだけに力を入れている。

 部屋数は425で、全ての部屋は白を基調とし、海の色である青色をワンポイントとして使う。多くの部屋が南向きということもあり、床から天井までを大きな窓とし自然の光を採り入れるデザインにした。標準の部屋である「オーシャンフロント・ルーム」(35平方メートル)は250部屋あり、シービューが全部屋数の半分以上ある。個人用プールがあるスイートは2部屋(236平方メートルと254平方メートル)を用意。ほかにも、サファリ、人魚姫、パンダ・パーティー、レインボー・ユニコーンなど子ども向けに用意されたテーマ別の部屋9部屋(37~43平方フィート)も用意した。さらに、東端と西端の部屋はバルコニーがあり潮風を感じながら海を一望できる。

 ダイニングは、ラウンジ1カ所、カフェ1カ所があるほか、広東料理「玉(Jade)」とシンガポール料理を提供する「沙●軒(Satay Inn)」の4つのレストランを用意した。建築の環境性能に健康やウエルネスの項目を加えた認証制度「WELL Building Standard」に合わせ、同ホテルの敷地内に農場を持つことでホテル内のダイニングに食材を供給することができるようにするなど、環境に配慮して 「WELL v2」という最新版の認証を取得している。イタリアレストランのオープンを見据えた工事も進めており、今年の秋以降のオープンを予定する。

 24時間のフィットネスクラブ、巨大なプールなども完備しているほか、1歳~10歳を対象に「探検」をテーマにした約600平方メートルの巨大なキッズルームもある。キッズルームに併設するウオーターワールドで、香港内でも子どもたちや家族連れがゆったりとした時間を過ごすことができるように設計しているという。

 ●=口へんに多。

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