香港島・銅鑼湾にモダン四川料理店「雲陽」-人気店が新たに営業再開

以前以上に盛り付けにもこだわる料理の数々。写真は「八味豆腦」

以前以上に盛り付けにもこだわる料理の数々。写真は「八味豆腦」

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 香港島・銅鑼湾のタイムズスクエア(Shop 1001B, 10/F Times Square, No. 1 Matheson Street, Causeway Bay, Hong)に12月9日、モダン四川料理を提供する「雲陽」がオープンした。同店は、在港日本人や観光客の間でも人気が高かったが今年11月中旬に閉店した「雲陽閣」が新たに営業を再開したもの。

カラフルに色を使いながらも落ち着いた店内

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 尖沙咀にあった伝統的な中華のイメージの「雲陽閣」と比べてモダン仕様に変更。同店を経営する美麗華集團は1994年の店舗開業以来年20周年を迎えることを記念して移転を決定した。108席を擁する店内は、四川料理の伝統的なエッセンスを取り入れながらもエレガンスさに注力して内装を仕上げたという。木のぬくもり感や竹、無機質なレンガの壁などの伝統的な四川文化をベースに、コンテンポラリーな家具を取り入れるなどして、メーンダイニングの中心にオープンバーカウンターを設ける。

 ヘッドシェフのケニー・チャンさんは四川料理一筋40年以上の経験を持ち、2001年から同店で腕を振るう。ケニーさんによって生み出されるメニューは20種類以上の香辛料を使い、さんしょうのしびれるような刺激の「麻」や、ひりひりとする「辣」だけでなく、焦がしトウガラシの辛さである「●辣」、すっぱく辛い「酸辣」や、ネギ、玉ネギ、生姜、八角、桂皮などを原料にして生まれる「泡辣」など四川の巧みな味付けの技法を使って仕上げる。

 代表的なメニューは、四川風鶏肉炒め「搖滾紅油鶏丁」(68香港ドル)や、ニンニクソースを豚肉にかけたものと冷たい麺を合わせて食べる「搖滾蒜泥白肉涼麺」(58香港ドル)、8種類の薬味を好みでかけながら食べる豆腐「八味豆腦」(88香港ドル)など。ポーションは比較的小さめで、シェアしながら何種類もオーダーできるようにした。

 オープンを記念して12月31日まで、味は麻辣味(さんしょうと唐辛子の風味)という典型的な四川料理の風味が特徴で、薄く切った牛肉を陰干ししてからパリパリに揚げ、タレを絡ませて作る「燈影牛肉」を無料で提供する。

 営業時間は、ランチ=12時~16時。ディナー18時~23時30分。

 ●=火へんに胡。

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