「ガンダム」「ダイターン3」「ヤッターマン」など多くのアニメロボットのデザインを手がけた大河原邦男さんの画業50周年を記念する展示会「高達之父・大河原邦男50周年展(Father of Gundam Okawara Kunio 50th Anniversary Exhibition)」が4月1日、オーシャンパーク(海洋公園)で始まる。会場はウオーターフロントエリア。
大河原さんは1972年、タツコノプロで働き始めたのをきっかけに、ロボットのデザインなどを中心としたメカニックデザイナーとして活動を始め、ロボットを中心に数えきれないほどのデザインを担当してきた。同展のタイトルでは「ガンダムの父」とうたっているが、実際に手がけた作品はガンダムシリーズのほか、「科学忍者ガッチャマン」「タイムボカン」「超電磁マシン ボルテスV」「無敵鋼人ダイターン3」「戦闘メカ ザブングル」「装甲騎兵ボトムズ」「ゴールドライタン」「銀河漂流バイファム」「勇者王ガオガイガー」などがある。「アサルト」「スーパーロボット大戦GC」「ワールド オブ ファイナルファンタジー」などのゲーム作品にも関わっている。特に1970年代後半から1980年代半ばは年間5、6作品を手がける年もあり、40代半ば以上の人は大河原さんの作品を多くの人が見て育った。
メイン会場では、ロボットのスケッチや模型を展示するほか、同展のために描かれた作品も展示。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場する高さ4メートルのストライクフリーダムガンダムの像も設置する。香港では初登場となる「機動武勇伝Gガンダム」の手描きイラストを公開するほか、4種類のメカニカルデザインのイラストも公開。海濱楽園廣場(Waterfront Plaza)では、RX-78-2のガンダムとMS-06Fのザクのディスプレーが来場者を出迎える。
同展限定商品も用意。大河原さんのシグネチャーモデルであるトゥールビヨンの限定モデルは、ヤッターマン、Gガンダムのデザイン(各デザイン限定100セット)や、記念のオクトパスセット (同1000セット)、メタルカードセット(同200セット)などを販売する。フィギュア、スケートボード、タオル、バッジなど、メカをテーマにしたアイテムや限定グッズも用意した。
通常のアトラクションなども楽しめる同園の入場と同展入場をセットにしたチケットは448香港ドル(大人、子ども共通)。6月4日まで。