ブラータチーズをメインにしたイタリアンを提供するカフェバー「Cielos(チェーロス)」が3月9日、ハッピーバレーの藍塘道(4 Blue Pool Rd, Happy Valley,Hong Kong Tel 2398 7629 )にオープンした。
同店は、イタリアの料理研究家の家系出身のナンディト(Nandito)シェフと、イタリアのトリュフメーカー「サバティーノ・タルトゥーフィ(Sabatino Tartufi )」のトリュフ専門家アルベルト・ペレスさんが共同出店。カフェスタイルでイタリア料理を提供する。もともと銅鑼湾の禮頓道に同名の店があるが、これを住宅街に展開する形として、よりカジュアルにした。バーカウンターもある店内は、丸テーブルやハイチェア、ハイテーブルなどを置く。
目玉は、ナンディトシェフが毎日作る自家製ブラータチーズ。「丸みを帯び、ふっくらとクリーミーで、豊かで滑らかな舌触りと、おいしく新鮮なミルキーな風味が特徴」だという。この自家製のブラータチーズを主役に、前菜、ピザ、パスタなど、さまざまなメニューを提供する。
ブッラータチーズは、トマトと一緒にオリーブオイルをかけたり、サラダやパスタ、ピザの具材として使ったりする。モッツァレラチーズでできた外側の層を切り開くだけで、ストラッチャテッラチーズのシルキーな部分が流れ出す。スーパーマーケットや冷凍庫に並ぶブッラータチーズとは異なり、保存料を使っていないため、賞味期限は2日間と短い。しかし、作りたてのブッラータは味も食感も異なるため、毎日、自ら作りたてのブッラータを提供することにこだわる。
ブッラータパルマハムの盛り合わせ「Burrata with Parma Ham 24 Months」(178香港ドル)、ブッラータのみを提供する「Burrata with Parma Ham 24 Months」(288香港ドル/500グラム)、北イタリアの平打ちパスタにトマトソースを使いブラータを載せたタリオリーニ「Tagliolini Al Pomodoro Burrata」(168香港ドル)、ピザ「Signature Burrata pizza」(138香港ドル)などを用意する。
加えてブラータの中身にあるクリーミーなストラッチャテラチーズをメインに使うブルスケッタ「Bruschetta Stracciatella & Truffle」 (118香港ドル)や、このチーズを使ったピザ「Stracciatella Mortadella Pizza (158香港ドル) 」などもある。
メニューはチーズ以外にも、プライムリブアイを使ったビーフタルタル(148香港ドル)やフレッシュバジル、パルメザンチーズ、松の実、ニンニク、オリーブオイルで作るリングイネ「Linguine Al Pesto」(108香港ドル)など手打ちのパスタ類も。カルボナーラ「La Carbonara Quella Seria」(128香港ドル)は、イタリアのレシピに基づき、豚ほほ肉のブロックを香辛料や調味料とともに塩漬けし、乾燥・熟成した「グアンチャーレ」と卵黄を使い、生クリームを使わない。
イタリア直送のクラフトビールやワインも多くそろえるほか、トリュフの専門知識を生かして2つのシグネチャーカクテルも提供する。日本産のシングルモルトウイスキーにトリュフを入れ、ジンジャーシロップ、ポルチーニ・リキュール、レモンジュース、トリュフハニーをトッピングした「Alberto's Cloud」(108香港)と、同様のリキュールなどを使い、トップレイヤーに泡立てた卵白で滑らかさを演出する「Sabatino Sour」(108香港ドル)をメニューに並べる。
ナンディトシェフが作るブラータチーズ(500グラム、288香港ドル)で、1日8食限定。テイクアウトの要望にも応える。レギュラーサイズ(140グラム、58香港ドル)も用意。
営業時間は14時時30分~翌2時。