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香港でタイのソンクラーン祝う 6日連続開催、タイスナックや古式マッサージも

9 日の本番に先立ち、会場内でも水をかけるパフォーマンスを©HK Talent Star 香港?水節

9 日の本番に先立ち、会場内でも水をかけるパフォーマンスを©HK Talent Star 香港?水節

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 タイの旧正月「ソンクラーン(溌水節Songkran)」を祝うイベントが現在、茘枝角(Lai Chi Kok)のD2 Place OneとTwo(D2 Place One=9 Cheung Yee Street, Lai Chi Kok, D2 Place Two=15 Cheung Shun Street, Lai Chi Kok)で開催されている。開催に先立ち6日メディアに向けたイベントが開催された。

会場内で試食としてタイのスナックを提供するジェニーさん

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 2015年にスタートし今年で9年目を迎えるが、当初は主に香港に住むタイ人が参加する祭りだった。香港にはタイ人やタイの家系が住む「リトルタイランド」とも呼ばれるエリアが九龍城付近にあり、当初はそこで開催していたという。2018年にはライチコックのD2Placeに会場を移し、開催期間を1日から6日間に延長した。モール内フロアやガレージなどを広く使い展開する。場所を移したことで、多くの香港人が直接タイ文化を直接体験できるイベントに育った。通常の活動としても、さまざまな学校や組織から招待を受け、地元の学生やより多くの香港の人々にタイ文化やタイ語についての講演を行い、香港のタイ語学習者なども多く集まる。

 2階の特設会場には100以上の屋台が出店し、料理、タイスナックなどを提供する。タイ古式マッサージ「泰妃」は頭・首・肩マッサージ(30分、128香港ドル~)を提供したり、タイの衣装のレンタルや撮影コーナーも用意した。タイ政府観光局は4月7日~10日、1スロット2人まで(家族の場合は~4人)、早い者勝ちで受け付け、タイ衣装の着付けを行うサービスを提供する。30分はこの衣装をきたまま会場などで滞在ができる。香港地元のアーティストやバンドがパフォーマンスを披露するステージも用意した。

 タイにルーツを持つ香港在住のジェニー・ウォン(Jennie Wong)さんのコーナーでは、さまざまなタイ料理に使われる食材をテーブルに並べ、来場者に「お試し」で提供する。甘辛いソースやピーナツなどを葉に包むタイ王室の前菜やスナックでもある「ミアン・カム」やパパイヤサラダなどを気軽に試食できるようにした。これ以外にもタイ式ミルクティー「タイティー」やタイカレー、ココナツミルクと砂糖で煮たもち米を熟したマンゴーと一緒に食べる「マンゴースティッキーライス」などを販売するコーナーも並ぶ。

 グランドフロアの「The Garage」では、香港の人々や観光客にタイの文化を知ってもらい、お祭りの雰囲気を味わってもらうため、タイ王室と僧侶の承認を受けた香港のタイ人僧侶が執り行う儀式も行われる。タイでは通りのあちらこちらで見られる小さな祠(ほこら)に祭られている金色の四面神も置き、タイ人の日常生活と宗教が身近にあることも感じてもらえるようにしたという。毎日15時~17時は衣装を身にまとったタイ人が会場付近を練り歩く。

 ハイライトである水かけ祭「ソンクラーン」は9日11時~18時、D2プレイスIとIIに加え、この2の建物を結ぶ道路「長義街」も使って開催される。参加は無料だが、事前にD2プレイスの会員になる必要がある。

 今月10日まで。

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