うどん専門店「SOLO UDON(ソロうどん)」(Shop 3, G/F, V Point, 18 Tang Lung Street, Causeway Bay TEL 6790 5970)が4月21日、銅鑼湾のタイムズスクエアも近い登龍街にある複合ビル「VPOINT」にグランドオープンした。
店内はシンプルな装飾で仕上げ、約60平方メートルの店内に25席を用意した。入り口でメニューを選び、その場で決済まで済ませるシステムを導入し、会計時の負担などを減らしている。店内にはJポップを流す。店名通り、「ソロブース」ををデザインし、各席の間にデザインを入れた透明のパーティションを設置して、うどんに集中して楽しんでもらえるよう設計した。
日本で18年の経験があるシェフが毎日作るうどんは讃岐うどんで、水分や温度も厳しくチェックし、出来たてを提供する。麺をアルデンテにして提供をするのは、「小麦の甘い香りを逃がさないようにするため」だという。
シェフのお薦めは「冷やしうどん」で、明太子や温泉を組み合わせたうどん「明太子温泉蛋冷烏龍麺」(中=88香港ドル、大=98香港ドル)を用意した。一方、温かいうどんはさまざまな組み合わせが可能で、プレミアムアンガスビーフの炙(あぶ)り中落ちうどん「火炙半熟安格斯牛肉烏龍麺」(中= 108 香港ドル、大=118 香港ドル)は、柔らかいアンガスビーフを使うが、鹿児島のトップA4和牛に30香港ドルでアップグレードもできる。すきやき鉄鍋に入れて提供する。温かいうどんに使うスープは、毎日炊きたての自家製スープで、中でも鶏白湯と国産野菜をふんだんに使った大阪風のカレースープはチキンコンソメをベースにしている。コンソメは12時間煮込み、鶏白湯は27キロの丸鶏から作る。鶏の味がしっかりするスープベースは、若干の甘みとともに しょうゆと白湯が乳化するまで泡立て、「滑らかになるように仕上げた」という。カレースープの場合は、フルーツの甘みと タマネギ、リンゴ、ニンニク、セロリなどの野菜を組み合わせ、辛さをマイルドになるように工夫しながらも、日本の伝統的なカレーよりスパイシーさを残した。これを、鶏白湯チャーシューうどん「鶏白湯叉燒烏龍麺」(中=88香港ドル、大=98香港ドル)とカレー十勝トンカツうどん「●哩湯吉列豬●烏龍麺」(中=98香港ドル、大=108香港ドル)として提供する。
ほかにも、日本海で取れた甘エビの頭で作る濃いめのスープが特徴の「エビのビスク」を使ううどんや、日本海で取れた魚介類を使った料理も用意。甘エビは、毎日炊きたてのスープベースを2時間煮込む。エビの頭は、きつね色になるまで揚げ、鶏の白湯スープで煮込んだ。うどんのほかに、サイドメニューも用意。桜エビの天ぷらかき揚げと、チーズを詰めた明太子チーズロール、エビ、ホタテ、カボチャ、サツマイモの天ぷら盛り合わせ、とんかつ、南蛮揚げなどを用意した。
同店で提供するウーロン茶は香港製で、カロリーゼロ、糖質ゼロで、「お茶の香りがしっかりとして、余韻のある味わいが楽しめる」という。まろやかな味わいの「炭焙烏龍」と香ばしい「玉山烏龍」の2つのフレーバーを用意した。デザートには、瓶詰めのケーキを2種類用意した。抹茶クリームケーキ(48香港ドル)、ストロベリークリームケーキ(同48香港ドル)で、イチゴ、イチゴジャム、北海道産クリームなどを使っている。
営業時間は12時~22時。
●=口へんに加、手へんに八。