韓国風コンセプトカフェ「Cafe Joo」(Sha Tin, N.T. Sha Tin Centre Street 18, New Town Plaza, Level 1, Shop 165, Phase 1, Sha Tin, N.T. TEL 2882 8323)が6月1日、沙田駅直結の新城市廣場にオープンした。経営は香港の飲食グループ「LUBUDS」が手がけ、同社初の韓国をテーマにしたレストランとなる。
同店は、「韓国のモダンなカフェの美学」を反映したという明るくミニマルな空間で、メインダイニングは木目調の明るい照明を使い、「気取らずに食事や酒を楽しめる空間」に仕上げた。ガラス張りの壁からは自然光が入り、屋外の席が見えるようになっている。
料理は、イタリアンやイタリアンフレンチなど西洋料理出身で25年以上の経験を持つKEN LAU(劉銘佳)シェフが担当する。伝統的な韓国料理を再解釈し、自家製ソースを使った韓国風の料理や、独創的なサプライズを盛り込んだ料理など、西洋料理の基礎から韓国料理にアプローチしたメニューを考案。劉シェフは、韓国の都市や小さな町を旅する中で、特に韓国全土に広がる地元のカフェ文化の盛り上がりに驚かされたという。人気のある韓国のストリートフードを再解釈し、ユニークな食材の組み合わせでカフェメニューとして提供することにした。
韓国風フライドチキン(ハーフ118香港ドル、ホール218香港ドル)は「三黄鶏」を使い、七面鳥の調理に使われるイタリアの伝統的な技法で、水分保持とジューシーさを持たせた。ソースは3種類を好みで使えるように用意した。劉シェフが得意とする揚げ物として、韓国風キンパ「炸韓式紫菜飯巻」(牛肉入り=88香港ドル、ベジタリアン=68香港ドル)」は、のり巻きを揚げることで薄い皮ができる。ほかにも唐辛子の揚げ物「酥炸青陽辣椒釀芝士腸」(78香港ドル)は、チーズソーセージを入れた青陽唐辛子に軽く衣を付けて揚げ、スパイシーなサウザンドアイランドドレッシングにつけて食べるスナックとして提供する。
韓国の食材と韓国料理とイタリア料理のエッセンスを融合させたメニューも。済州島産のタコを韓国しょうゆで炒め、イカ墨、生クリーム、韓国豆乳でスパゲティを「コクと香りが出るまで」煮込んだという「炒八爪魚配墨魚汁意粉」(158香港ドル)や、チキンスープの代わりに昆布水で取ったスープを使い、スパゲティに韓国産キムチとクリームソースを加えて煮込んだブラックタイガーのパスタ「焼大虎蝦泡菜忌廉汁意粉」(188香港ドル)などを提供する。
「韓式慢●安格斯牛肋肉」(238香港ドル)は、韓国の伝統的な味付けと西洋の低温スロークック技術を融合して韓国の味を再現したという柔らかい牛のショートリブを提供する。
自家製のデザート、コーヒー、シグネチャードリンクなども用意。デザート「牛●軟雪●伴香蕉榛子醤、●窩夫牛角包」(98香港ドル)は、フランス産クロワッサンをプレスして焼き上げたサクサクのワッフルに、キャラメルバナナ、ヘーゼルナッツのペースト「ヌテラ」、北海道産牛乳で作ったソフトクリームを添えた。ほかにもチョコレート&キャラメルバナナパフェ「朱古力芭菲」(88香港ドル)は、自家製チョコレートブラウニーとチョコレートクリスプをアクセントにするメニューなど、シチュエーションによって利用しやすいよう、さまざまなメニューを用意する。
営業時間は11時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~)。
●=火へんに考。●=女へんに乃。●=米へんに羔