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香港で野外音楽フェス YOASOBI、新しい学校のリーダーズも出演へ

香港の中心街、中環に特設ステージを作って展開する野外音楽フェス「Clockenflap」

香港の中心街、中環に特設ステージを作って展開する野外音楽フェス「Clockenflap」

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 香港で12月1日~3日、野外音楽フェス「Clockenflap」が開催される。チケット販売が9月19日、始まった。

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 13回目となる同フェスは 世界的に高い評価を得ているアーティストから地元・香港で活躍するアーティストまで、香港ならではのラインアップとなる。世界中から60組のアーティストが出演し、日本からは「YOASOBI」「水曜日のカンパネラ」「Joji」「新しい学校のリーダーズ」「envy」「おとぼけビ~バ~」が出演する。

 2008年に始まった同フェスは、香港の金融街のど真ん中、ビクトリアハーバーに面した特設会場で開催されるのが特徴。会場周辺に高層ビル、ホテル、ショッピングモールが立ち並ぶ香港島のセントラル・ハーバーフロントで開催してきた都市型フェスとなる。民主化デモ、コロナ禍の影響で長く中止が続き、今年3月、5年ぶりに開催。前回終了直後、12月の開催が発表されていた。過去には、「SEKAI NO OWARI」「水曜日のカンパネラ」「Love Psychedelico」などが出演したことで日本でも知られるようになってきている。今回も日本からのアーティスト勢が存在感を放つラインナップとなっている。複数のステージを設けるほか、飲食店の出店もある。

 初日はヘッドライナーの一組として「YOASOBI」が登場。香港のフェス出演を皮切りに、韓国、シンガポール、マレーシア、台湾での初のアジア・ツアー6公演を行う。同日のヘッドライナーとして登場するニューヨークの女性シンガー・ソングライター、キャロライン・ポラチェック(Caroline Polachek)さんも幼少期は日本で育ち日本の文化や音楽に影響も受けたという。イギリスのパンクバンド「IDLES」も登場する。ほかに日本からのアーティストとしては、北米、ヨーロッパに限らず世界中各地でもツアー実績を持つ「envy」が出演する。

 2日目は、70年代に結成され、90年代UKシーンでブリットポップブームをけん引したイギリスのロックバンド「Pulp」が登場。今年再々結成し、ヘッドライナーとして2日の夜を飾るパフォーマンスを披露する。2日目の日本からの注目のアーティストは「新しい学校のリーダーズ(新學校的領袖們)」。11月にロサンゼルスで始まる海外ツアーでアメリカ公演を行った後、香港でパフォーマンスを行う。中国本土からは中国史上最も影響力のあるバンド「萬能青年旅店」、そして「萬能青年旅店」リード・シンガー兼ギタリストが「蒼蝿楽隊(The Fly)」は結成30周年を記念してゲストとして参加する。

 3日目は、音楽を中心にさまざまなカルチャーを発信し、ニューヨークとロサンゼルスを拠点に活動するシンガー・ソングライター・ラッパーの「Joji」がヘッドライナーを務める。日本からのアーティストとしてはほかに、ジャンルを超えた独特な世界観で人気の音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」、京都発のガールズバンドで海外のファンも多い「おとぼけビ~バ~」が登場する。日本以外では、台湾のインディーロックバンドで、2年間にわたる休止期間を経て今年活動を再開した「草東沒有派對(No Party For Cao Dong)」も注目を集める。台湾の若者の間でも人気のアーティストで、2018年以来の香港でのパフォーマンスとなる。

 香港のインディーズシーンの奥深さと幅広さを紹介することも目的とする同フェスでは、頭脳派ヒップホップ集団「Yack Studio」の初ライブパフォーマンスを予定。香港と台湾のメンバーで構成し、オールドスクールなローファイ感を表現する「Science Noodles」、プロデューサーDJデュオの「JVSY」と、作曲家でシンガー・ソングライター、音楽プロデューサーの「Subyub Lee」が出演する。

 開催時間は、1日=17時~22時30分、2日・3日=12時~22時30分。チケットは、1日券=1,280香港ドル(18歳未満880香港ドル)、3日間券=1,990香港ドル(同1,580香港ドル)。大人1人につき3歳未満の子ども2人までは入場無料。

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