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香港JWマリオットのフィッシュバーがリニューアル 環境問題への取り組みも

JWマリオット・ホテル香港のプールサイドでシーフードを中心に提供するラウンジバー「FISH BAR」

JWマリオット・ホテル香港のプールサイドでシーフードを中心に提供するラウンジバー「FISH BAR」

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 JWマリオット・ホテル香港のプールサイドでシーフードを中心に提供するラウンジバー「FISH BAR」( Level 7, JW Marriott Hotel Hong Kong, Pacific Place, 88 Queensway, Hong Kong TEL 2810 8366)が5月13日、リニューアルオープンした。

アースカラーのトーンでまとめられた店内

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 プールサイドにある同ラウンジバーは、周囲の緑豊かな木々を引き立てるように、アースカラーのトーンでダイニングスペースを用意した。インテリアには木の要素を取り入れ、「温かみを加えて、落ち着いた雰囲気」を出している。チーク材のフローリング、アカシアのムク材家具や壁に加え、可動式パーティションが自然光と、そよ風を半屋外スペース全体に流れこむようにした。天井のアートは、貝殻の形をしたライトと海の生き物の絵で海中の世界を表現している。昼間は、ミッドレベルやピーク方面の緑豊かな山の景色を夜はネオンきらめく街の景色などを楽しむことができる。

 同ラウンジバーの隣にガーデンがあり、ハーブを栽培し、バーの料理やドリンク、デザートに取り入れている。飲食材料、建築資材、ユニホームのテキスタイルに至るまで、環境に配慮し、食品廃棄物の削減、二酸化炭素排出量の削減など、持続可能な取り組みを実践している。

 ホテルのエグゼクティブ・シェフ、トニー・ウォン(Tony Wong)さんとフィッシュ・バー・ヘッド・シェフのロニー・ウォン(Ronnie Wong)さんは、今回のリニューアルに向けて、改めて環境に負荷をかけないシーフードや地元産のオーガニック食材を選んだ。その日の取れたての魚の炭火焼きや、ニュージーランド産ムール貝、淡水ジャイアントガルーパで作るフィッシュアンドチップス(320香港ドル)などの定番メニューに加え、ヘルシーな前菜やサラダ、シェアできるシーフード料理から、パスタやハンバーガーまで、新しいメニューも豊富に取りそろえている。

 フランス産青エビのタルタル、クルマエビのタコス「Vietnamese Tiger Prawn Tacos 」(360香港ドル)、赤エビのパスタ「Spanish Red Prawn Pappardelle」、キングクラブリゾット「Alaskan King Crab Risotto 」(480香港ドル)などがハイライトだ。「Lobster Fish Bone Fettuccine 」(620香港ドル)は、ガルーパの骨とグルテンフリーの小麦粉をブレンドした新しいタイプのパスタで、今回初めて取り入れたという。

 リニューアル後もシーフード料理を引き立てるカクテル・モクテルを用意した。シグネチャー・レモネード(90香港ドル)は、食品廃棄物を減らそうと皮も含めてレモンを丸ごと使う。ほかにも、カクテルにも使うワインの中に、フランス海中で6カ月間熟成させた、海中の温度と圧力が一定した理想的な環境で作られたワインがあり、これは熟成に必要な安定した条件を作り出すためのエネルギーを節約している。

 加えて、全てのカキの殻を回収し、新しいサンゴ礁の基質として再利用することで、地元の海洋生息地に利益をもたらす活動をする団体と組んだほか、レストランのユニホームは、地元の若者のキャリア開発を支援するため学生たちに任せて新調した。これらのユニホームは、コーヒー繊維、リサイクル・ペットボトル、認証された供給源から収穫された木材パルプ生地など、環境に優しい素材で作られている。デジタルメニュー、充電式LEDライト、再利用可能な吸水セラミックコースターなども積極的に取り入れる。

 営業時間は12時~22時。

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