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香港で「ドラえもん展」いよいよ開催 高さ12メートルのドラえもん像も

今回のイベントを象徴する12メートルの高さのドラえもん

今回のイベントを象徴する12メートルの高さのドラえもん

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 藤子・F・不二雄の生誕90周年を記念した「100%ドラえもん&フレンズ(100%多●A夢&FRIENDS)」が7月13日、香港で始まった。香港のクリエーティブ企業AllRightsReservedが主催する大型展で、ビクトリアハーバーには世界一の高さと言われる12メートルの巨大ドラえもんが登場している。

カフェではドラえもんテーマの特別メニューも

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 5月の世界初のドラえもんドローンショーを展開後、MTRや昂坪ケーブルカーにドラえもんを装飾したり、香港各地にサプライズ登場したりするなど、香港が「ドラえもんフィーバー」に沸いている。

 初めて登場したガジェット「100%友達を呼ぶ鐘」は、振ることで友達を呼び出すことができるアイテム。今回のテーマ「本当の友達は、必要な時にいつもそばにいる」に合わせ、世界中の友達に香港でドラえもんに会いに来るよう呼びかける設定に仕上げた。

  メインとなる展示は入場無料ゾーンとチケット制ゾーンがあり、漫画アートや映画など、ドラえもんの世界を総合的に楽しめる内容に仕上げている。

 尖沙咀のハーバー沿い「アベニュー・オブ・スターズ」の無料ゾーンには、巨大ドラえもんオブジェと34体のドラえもんの等身大立像を展示。11枚の巨大な漫画パネルも設置した。もう一つの無料ゾーンでは、ドラえもんと仲間たちが13人の香港映画関係者と共にスター・アベニューに集結。100メートルの青いカーペットに、正装したドラえもんが並ぶ。

 2つの有料ゾーンのチケットは完売。当初予定していた会場での当日券販売は見送られた。K11 MUSEA6階の「ドラえもんまんがアート展示館」は、藤子プロ協力の下、アニメ制作会社「シンエイ動画」が香港のために制作したオリジナルアニメ「ジャイアンリサイタル・ワールドツアー」を上映するほか、インスタレーション、17の長編物語を10面の巨大なコミック壁面として展示。30点の複製原画、7点の立体造形も展示する。

 屋外の有料ゾーンは「ドラえもん彫刻パーク」と名付け、映画で登場した13体のドラえもんと、「さつまいもドラえもん」「のび太とドラえもんのハイブリッド像」など、特別に作った変身ドラえもん23体を含む36体を展示する。

 ほかにも、K11MUSEAのグランドフロアにある「Artisan Lounge by LUBUDS」ではドラえもん特別メニューを提供する。ロブスターとアボカドのサンド「100%朋友召喚鈴龍蝦牛油果三文治併薯條」(198香港ドル)やパンケーキ風どら焼き「豆沙包紅豆班戟」(118香港ドル)を用意。ドリンクもドラえもんの青を意識したソーダや、ドラえもんをあしらったラテ(同78香港ドル)を提供するほか、ウエーターの肩にも小さなドラえもんを乗せるなど、カフェ全体で盛り上げる。

 主催したARRのSK Lam CEOは「ドローン企画から、展示会全体の手配、短期間での2回目のパフォーマンスの準備に至るまで、香港全体の総力を結集しなければ実現しなかった」と振り返る。藤子プロの勝又日子社長も改めて来港し、「12年ぶりにドラえもんと共に再び香港の地を踏むことができ、大変うれしい」と話し、「父(藤子・F・不二雄)はかつて『子どもたちの夢や願いはみんなの礎になる』と言った。この言葉は、ドラえもん作品の核となる哲学。父は自分の作品が自分とは異なる文化的・歴史的文脈でこれほど高く評価されるとは思っていなかったかもしれないが、子どもたちの夢や希望に国境はなく、海を隔てた香港の人々もドラえもんを心から愛していることを父に伝えたい」とも加えた。

 8月18日まで。

 ●=口へんに拉。

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