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香港に「NOBU」復活 リージェント香港に戻る

リージェント香港のグランドオープンにあわせて復活したダイニング「NOBU」

リージェント香港のグランドオープンにあわせて復活したダイニング「NOBU」

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 リージェント香港が11月8日、グランドオープンを迎え、ノブこと松久信幸シェフとロバート・デ・ニーロさんが設立したことで知られるレストラン「NOBU」も復活した。ペルーの影響を受けたフュージョンジャパニーズを提供する。

和をベースにしながらも、南米や欧米の要素も各メニューに

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 ニューヨークで誕生したNOBUブランドは現在、ロンドン、東京、香港、ミラノ、バハマ、メルボルン、ドバイ、ケープタウン、メキシコシティなど世界5大陸に51店舗を展開する。

 新店の席数は140席。抑えた照明がビクトリアハーバーの景色をより引き立てる。NOBUの料理は、「食材の繊細さを生かし、ソースなどの色や色合いにも注力。味もアクセントをつけて、どの皿も明るい色使いで仕上げている」という。トウガラシ、ロコト(激辛トウガラシ)、レモンなどのペルーの食材も使う。

 香港でのメニューは冷たいものと温かいものを、「CLASSIC」と「NEW」で分ける。NOBUの定番やハイライトを順に提供する「おまかせコース」(1,380香港ドル)も用意する。

 冷たい「ClASSIC」には、松久シェフのシグネチャーメニュー「ブリのハラペーニョ添え」「タルタルキャビア添え」などの刺身類のほか、「スパイシーみそチップス」なども。「NOW」は、炙(あぶ)りサーモンからし酢みそや白身魚の刺身辛口みそなど、みそやゴマを味付けに使ったものが多い。

 温かいメニューの「CLASSIC」には、「ブラックコッドのみそ焼き」をはじめ、「岩えびの天ぷら」「チリ産スズキのハラペーニョドレッシング」などのメニューを並べる。「NOW」には、「和牛団子のピリ辛ポン酢和え」「チリ産スズキのうま煮」「ソフトシェルクラブの唐揚げポン酢風味」「タラバガニ天ぷら甘酢ポン酢」など濃いめのソースやポン酢を使って仕上げる。

 ほかにも握り、刺身メニューは、マグロ、トロ、ブリ、サーモン、サバ、イカ、タラバガニなどのネタが並び、天ぷら、和牛、串焼きなど多数メニューを用意した。串焼きは2本ずつのオーダーで、アンティクーチョソースやテリヤキソースを合わせて提供する。

 デザートも「Bento Box」には、ダークチョコレートのフォンダンとバニラか抹茶のアイスクリームを添えたり、「Nobu Cheesecake」(145香港ドル)には、クリーミーなベイクドチーズケーキにラズベリーわさびシャーベットを添えた。ほかにもコーヒーウイスキーカプチーノやシソシロップを使ったスイカとライチのかき氷など趣向を凝らしたデザートメニューを多数用意する。

 同店でも長年世界中のNOBUに向けて新潟県佐渡の北雪酒造が醸造する日本酒を扱う。ワインリストには、ナパ・バレーのカベルネ・ソービニヨン、フランスの家族経営のワイナリー「Louis de Sacy」によるプライベートラベルのシャンパンなどドリンク類も豊富にそろえた。

 リージェント香港のミッシェル・シェルトゥー(Michel Chertouh)マネージング・ディレクターは「NOBUは我々ホテルのダイニングの重要な柱。ホテルのグランドオープンに合わせて、新しく生まれ変わったリージェント香港にNOBUを迎えることができてうれしい」と話す。松久シェフもオープンに合わせて来港し、「香港は私にとってアジアで2番目にオープンした場所で、とても思い入れがある。閉店を決めたときは落ち込んだが、再オープンするという目標は常に持っていた。この場所で再開することになり、その成長を楽しみにしている」と話す。

 料理チームは、モダンな日本料理とアジア料理を長年経験してきたジェイソン・オー(Jason Au)総料理長が率いる。ジェイソンさんはアメリカで西洋料理を学んだ後、2007年にニューヨークの「Nobu Fifty Seven」に入った。ドバイと北京のオープニング・チームとして働き、香港にも2度赴任するなど、経験を生かしてチームをまとめる。

 営業時間は18時~22時。

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