尖沙咀ナッツフォードに欧風レストラン-中環に続く2号店、ポーク料理主力に

肉料理は素材の持ち味を生かすため、じっくりと調理する

肉料理は素材の持ち味を生かすため、じっくりと調理する

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 香港・尖沙咀からほど近く、和食から中華、イタリアン、スパニッシュ、インドなど世界各国のレストランやバーが集まる通り「ナッツフォードテラス」(G/F, No. 1 Knutsford Terrace, Tsim Sha Tsui)に、ポーク料理をメーンとした欧風レストラン「ソルティッド・ピッグ(THE SALTED PIG)」がオープンし約1カ月がたった。経営は香港の飲食グループ「Shore」。

天井も高く心地よい空間が広がる店内

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 すでに1年ほど前に中環にオープンし、同店は2号店。中環店は大きな机が置かれ、ヨーロッパの農家が皆でご飯を食べるような温かさを演出した造りになっているが、2号店はナッツフォードテラスという場所柄に合わせて、オープンな雰囲気を重視した造りで、外にはテラス席も用意する。

 これまで中環の店は豚をメーンにしたイベリコハムやチョリソー、ポークベリーやポークナックルなどを展開してきたが、近頃メニューの8割を変更したばかり。現在は2店舗とも同じメニューを展開する。店の雰囲気から女性も多く利用する同店だが、豚を敬遠する人などを意識してメニューに幅を持たせ、オールデーダイニングメニューを用意した。

 「豚肉はカナダ産を使い、大自然の中で育てられた安心できるものを使う」と広報のカルメンさんは説明する。「Duroc Pork Chop」(248香港ドル)は、3日間かけてじっくりと作られるもので、リンゴソースをかけることでさっぱりと仕上げた。

 また同エリアは、ハッピーアワーや2次会として利用する人も多いことから、タパスも充実させた。オリープの中にビーフミンチを詰めて揚げた「Crispy Olives」(78香港ドル)や、チキンレバーやマッシュルームソースをトーストにかけて食べる「Chicken Liver Parfait」や「Warm Mushroom Pecorino Custard」(以上98香港ドル)など、スナック・サラダ・前菜類で17種のメニューをそろえる。

 同店のヘッドシェフ・アンソニー・フレッチャー(Anthony Fletcher)さんは、以前は灣仔のThe Pawnで働いていたが、近頃「Shore」グループに参画した。イギリス育ちだが、世界各国を移動してきた経験から、メニューには和を意識したものや、ベトナムなどのアジアテイストもヨーロッパ風にアレンジして提供する。

 営業時間は12時~深夜(状況により異なる)。

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