香港の高校生が日本に向けて出発-70人の訪日団が出陣式

参加証書を手に野田総領事と記念撮影をする香港の高校生

参加証書を手に野田総領事と記念撮影をする香港の高校生

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 日本国在香港総領事館は1月28日、外務省が実施する青少年交流事業(JENESYS2.0)参加予定の訪日団70人を集め、香港日本人倶楽部(18/F and 19/F, 68 Yee Wo Street, Causeway Bay,HK)で出陣式を行った。

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 同プロジェクトは、2007年から5年間実施した「21世紀東アジア青少年大交流計画/JENESYS Programme (Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youth)」の後継として行われるもので、アジア太平洋の諸国および地域との間で3万人規模の招へいプログラムを実施し、日本への潜在的な関心を増進させ、訪日外国人の増加を図るとともに、日本的な「価値」への国際理解増進を目指すもの。

 会場には在香港日本国総領事の野田仁総領事、香港政府教育局のNg Hak-kim, Eddie局長ほか関係者が集まり、野田総領事から参加学生に参加証書が手渡された。

 今年は62人の香港の高校生と8人の引率者の計70人が2月4日~12日の9日間日本に滞在し、学校での交流をはじめ、ホームステイなどで日本文化に触れる機会を持つ。国会議事堂の参観、トヨタテクノミュージアムやカワサキワールドの視察などもプログラムに含まれ、各種施設の視察を通して日本への理解増進を図る。同プログラムは東京をスタートし、その後2分団に分かれて愛知と兵庫に滞在。その後合流し、滋賀、京都、大阪に滞在する。

 参加学生の多くが初めての訪日とあり、参加証書を手に会場は活気にあふれていた。女子高校生の一人は「初めての日本は本当に楽しみ。東京だけでなく、愛知などほかの地域に行くこともできるので、いろいろなところで文化交流を図りたい」と意気込みを見せた。「香港と日本は都市であり観光国であるという類似点があるが、違うところは何なのかを知りたい」とも。

 2008年度にスタートした「JENESYS」で香港からは高校生42人の訪日したことを皮切りに、震災後は一部大学生を対象としたプログラムに変更したものの、毎年50人強の学生が同プロジェクトに参加している。会場を訪れ、あいさつをした過去の参加学生は「今もまだ以前のホームステイ先と連絡をとっている」と話し、期待で胸が膨らむ参加学生にエールを送った。

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